facebook line twitter mail

九州で大雨 土砂災害警戒情報も 東海や関東も午後は土砂降りに

2021/05/27 06:11 ウェザーニュース

今日5月27日(木)は、九州から関東にかけての広い範囲で局地的に激しい雨の降るおそれがあります。

既に九州では1時間に50mm以上の非常に激しい雨を観測しているところがあり、広範囲に大雨警報が、熊本県の一部には土砂災害警戒情報が発表されています。道路冠水や土砂災害などに警戒が必要です。

九州で1時間に62.5mmを観測

今朝は梅雨前線上の低気圧が九州を通過中です。低気圧に向かって南西から非常に暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲が発達しています。

九州では昨夜遅くから雨が降り出し、南部を中心に活発な雨雲が広がっています。5時50分までの1時間には宮崎県えびの市で62.5mmの非常に激しい雨、鹿児島県伊佐市・大口で43.0mmの激しい雨を観測しました。
» 最新の雨雲レーダー

激しい雨によって土砂災害の危険度が増している所があり、九州の広い範囲に大雨警報や洪水警報、熊本県には土砂災害警戒情報が発表されています。(5時50分時点)
» 現在の土砂災害危険度を確認

午後にかけては近畿から関東でも強雨に

降水の予想 27日(木)正午
低気圧は比較的速い速度で東に進むため、この後は四国から近畿や東海、関東へと活発な雨雲が移っていきます。四国や近畿では昼頃まで、東海は昼前後、関東は15~18時が雨のピークとなる見込みです。

四国や近畿の太平洋沿岸では1時間に60〜80mmの非常に激しい雨の降るおそれがあります。東京や名古屋など都市部でも一時的に土砂降りの雨となり、車での移動時は道路冠水や視界の悪化に注意が必要です。雨量の多い所では河川の増水や土砂災害に対して警戒をしてください。

冷たい雨で肌寒い一日

27日(木)午後の予想気温
低気圧が本州の南岸を進むため、特に東海や関東は北東からの冷たい空気が流れ込みやすくなります。雨が強まることでより気温は上がりにくく、朝よりも昼間の方が気温の下がる所があるくらいです。

東京、名古屋ともに昼間は20℃未満できのうよりも大幅に低い予想となっています。体感温度の差は実際の気温以上に大きく、肌寒く感じられます。外出をする場合は雨対策とともに服装選びにもお気をつけください。
» GPS検索 ピンポイント予報