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福岡などで黄砂を観測 今年11日目で11年ぶりの多さ

2021/05/25 15:18 ウェザーニュース

今日25日(火)は西日本を中心に黄砂が飛来しています。午後になって福岡と広島、鹿児島で黄砂を観測しました。いずれも視程は10km以上です。

福岡は今年に入り11日目の黄砂観測

福岡など九州は午前中に広がっていた雲が解消したものの、霞んだ空が広がっています。国内で黄砂が観測されるのは5月10日以来です。

福岡では1月16日に今年最初の黄砂を観測し、3月以降は頻繁に黄砂が飛来。5月になっても傾向は変わらず今日で合計11日目となりました。これだけ黄砂を観測が多いのは2010年の16日以来11年ぶりのことになります。

今年は上空を吹く偏西風の流れが、大陸のバイカル湖の西から南西付近で南に蛇行することが多くなりました。このことでバイカル湖付近で低気圧が発達し、大量の砂を巻き上げやすくなったことが要因として考えられます。

黄砂は明日26日(水)にかけて南東に広がり、東日本や北日本にもうっすらと飛来する見込みです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ツーニャさん