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意外と知らない?あじさいの豆知識

2021/05/19 11:06 ウェザーニュース

今年は西から各地で例年より早く梅雨入りしています。

そんな梅雨時の花といったら、ドンヨリ空の下でも明るい色で景色を彩ってくれる“あじさい”を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ただ、これほど身近な花ですが、起源や生態は知られていないことが多いかもしれません。

今回はあじさいの豆知識をご紹介します。

1、あじさいは日本から広がった!

あじさいは日本から世界中に広がった園芸植物のひとつで、日本にもともと自生していたガクアジサイがその母種です。そのガクアジサイが西洋で品種改良され、より色鮮やかになったものが私達が普段よく目にするあじさいなのです。

2、あじさい、紫陽花、集真藍?

2016年撮影 東京都練馬区
あじさいを漢字で書くと『紫陽花』ですが、この“あじさい”という名前は、一説には『真の藍色の花が集まり咲くこと』という意味から、漢字の『集(あず)真(さ)藍(あい)』に由来しているといわれています。(諸説あります。)

また、あじさいの学名は『ハイドランジア(Hydrangea)』といい、 これはギリシア語の“水の器”、つまり『多量の水を吸収する植物』という意味から来ているそうです。

3、強い日差しは苦手

2010年撮影 長野県北安曇郡
「お日様パワー 暑くてからっとなのか蒸しっとなのかわからないくらい!あじさいもしおれて来てお水欲しがってる!梅雨ですがお水あげなくては」

前述したように、“多量の水を吸収する植物”という意味を持っているあじさい。育てる上で十分な水分は欠かすことができません。
あじさいの原種として国内に自生しているガクアジサイも、暖かい太平洋側の海岸や日当たりの悪い裏庭など、土が十分に水を含んでいる場所に多く見られます。

実際、あじさいは水分を失うとすぐにしおれてしまいます。 強い日差しに当たろうものなら可哀想なくらい元気がなくなってしまいます。
栽培するときは、日のあまり当たらない所に置いて、 水やりをこまめにやるのが、よい花を長持ちさせる秘訣のようです。

あじさいは晴れた日は苦手で、 逆に大雨が降っても枝が倒れてしまうので 曇り空の日、もしくは小雨がパラつくお天気がいちばん向いているようです。

4、ひっくり返ります

2012年撮影 東京都国立市
「近所で見つけた「墨田の花火」 だと思われる紫陽花 雨に打たれて項垂れているのではなく、わりと早めに額へんが反転しこの体勢になるようです。花火ド〜ンの後のように」

ガクアジサイは、暑いとひっくりかえることがあります。
ガクアジサイの花に見える部分、装飾花は咲き始めの7日から10日ほどは上を向いていますが、 夏の晴天と高温が続くと一斉に裏返り、緑色に変わるのが普通です。

反転してからは裏面は日毎に緑色が増していき、この状態で秋に枯れていくのですが、反転するとほとんどの人から見られなくなっていきます。
いかがでしたか?
雨に濡れていっそう生き生きとするあじさい。雨の季節はちょっと憂鬱でも、色とりどりのあじさいが咲くのは待ち遠しいですね。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)にゃーきちさん樹里さんきになるさん