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梅雨前線はゆっくり南下 西日本太平洋側は午後も激しい雨に警戒

2021/05/17 11:07 ウェザーニュース

今日17日(月)は梅雨前線が本州付近をゆっくりと南下しています。前線に向かって流れ込む非常に暖かく湿った空気の影響で、今日いっぱいは局地的な激しい雨に警戒が必要です。

広い範囲で雨雲が発達

雨雲が発達しているのは梅雨前線の周辺だけではありません。暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定になっている前線の南側の領域でも、局地的に雨雲が発達しています。線状の活発な雨雲が通過した熊本県山都町では、6時01分までの1時間に90.5mmの猛烈な雨を観測しました。

大きく分けて山陰から北陸にかけて伸びる前線本体の雨雲と、その南側の九州から近畿に伸びる雨雲の2つがあり、南側の雨雲がより活発です。10時30分までの1時間に観測した雨量は熊本県阿蘇市・阿蘇乙姫で33.0mm、熊本市で27.0mm、愛媛県大洲市・長浜で25.0mm、大阪府大阪市で21.5mmとなっています。
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午後は九州や紀伊半島で特に激しい雨に警戒

午後にかけて梅雨前線が南下していくため、活発な雨雲が太平洋側を中心に広がる見込みです。特に南西から吹き込む湿った風の影響を受けやすい、紀伊半島や九州の東シナ海側は局地的に雨雲が発達して、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあります。道路冠水や河川の急な増水に警戒が必要です。

また、九州を中心に降りはじめからの雨が200mmを超えている所が多くなっています。地盤が緩んでいて土砂災害の危険性がありますので、雨がそれほど強く降っていなくても、急な斜面には近づかないようにしてください。

なお、今夜以降は梅雨前線が南に離れるため、九州などで週末から続く大雨は小康状態となる見込みです。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
カスミソウ122さん