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富山湾で蜃気楼が発生

2021/05/15 16:39 ウェザーニュース

今日5月15日(土)は、フェーン現象により北陸など日本海側では気温が上がり、30℃を超えている所もあります。

そして、この暖かい空気が富山湾の冷たい海上に流れ込み、橋が上に伸びて浮かんでいるように見える”蜃気楼”が発生しました。

上に伸びて見えてる新湊大橋

新湊大橋(2021年4月15日)
今回、蜃気楼となって現れた橋は、滑川市から斜め向かいに位置する同じ富山県の射水市にある新湊大橋と思われます。

上位蜃気楼による現象

蜃気楼は、光が密度の異なる大気を通過する際に屈折して、すこし離れたところの景色が、実際とは違う形に見える現象です。

蜃気楼には「上位蜃気楼」と「下位蜃気楼」がありますが、今回の現象は「上位蜃気楼」によるものです。今回はフェーン現象によって暖められた空気が海面上に流れみ、比較的冷たい海との気温差が大きくなったため、屈折が発生したと考えられます。
>>今いるところの1時間ごとの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
爽さん
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
かずひさん