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九州北部、中国、四国が梅雨入り 四国は統計史上最も早く

2021/05/15 11:16 ウェザーニュース

今日5月15日(土)11時、気象台は九州北部地方、中国地方、四国地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。

九州北部では平年より20日も早く、統計史上2番目に早い梅雨入り。中国では平年より22日も早く、統計史上2番目に早い梅雨入り。四国では平年より21日も早く、統計史上最も早い梅雨入りとなります。

先日、発表された九州南部に続き、平年より大幅に早い梅雨入りとなりました。
» この先の天候 長期見解

30年ぶりに最も早い記録を更新

各地の梅雨入り日
九州北部では、これまでで最も早く梅雨入りしたのは1954年5月13日ごろ。次に早く梅雨入りしたのは1991年5月19日ごろなので、統計史上2番目に早い梅雨入り。

中国では、これまでで最も早く梅雨入りしたのは1963年の5月8日ごろでした。次に早く梅雨入りしたのは2011年5月21日ごろなので、統計史上2番目に早い梅雨入り。

四国では、これまでで最も早く梅雨入りしたのは1976年と1991年の5月19日ごろでした。今年はそれよりも4日ほど早い梅雨入りとなり、30年ぶりに最も早い梅雨入りの記録を更新したことになります。

▼気象庁の発表
九州北部地方の梅雨入り
 平年より20日早く、昨年より27日早い

中国地方の梅雨入り
 平年より22日早く、昨年より26日早い

四国地方の梅雨入り
 平年より21日早く、昨年より26日早い

・梅雨入りには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。

この先の天気予報

この先10日間の天気・気温
九州や中国、四国ではこの先も梅雨前線が停滞しやすく、湿った空気の影響を受けるため、曇りや雨の日が多くなるとみられます。

特にこの週末以降は低気圧や前線の通過が予想されています。まだ、低気圧の通過するコースによっては、大雨となる可能性も否定できません。まだ5月だからといって油断せず、本格的な雨の季節への対策を早めに進めるようにしてください。
» GPS検索 ピンポイント週間天気予報

関東など東日本でも梅雨のはしり

関東などそのほかのエリアでも、週末以降は曇りや雨の日が多く、梅雨のはしりのような天気が続きます。平年の梅雨入りは6月上旬から中旬ですが、湿った空気の影響を受けやすくなるこれからの時期は、梅雨入り前であっても大雨となる可能性があります。日々の天気予報をお役立てください。
» 各地の梅雨入り・梅雨明け日

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 九一朗さん