facebook line twitter mail

洗濯物を早く乾かすには? 基本の干し方をご紹介

2021/05/12 05:57 ウェザーニュース

リモートワークなどで在宅時間が増えた分、家事の役割分担が変わったというご家庭も多いと思います。
ただ、「もっと頑張りたいけれど、正直やり方が良くわからない」という方も実はいらっしゃるかもしれません。

今の時期は晴れれば洗濯物がカラッと乾き、洗濯が楽しくなる季節でもあります。
そこで、ライオン株式会社お洗濯マイスター大貫和泉さんに、「不慣れな方に伝えたい、洗濯物のしわを減らし早く乾かす3つのコツ」を教えて頂きました。

1、しわがつかないように干す

しわがついたままはNG(ライオン提供)
しわがついたまま乾いてしまうと、それを直すのにアイロンをかけたり、しわの部分が乾きにくく取り込むまでの時間が増えたりなど、手間がかかることがあります。

洗濯に慣れていない人は、NG例のタオルのように、しわがついたまま干してしまいがち。洗濯槽から取り出したら、パシッパシッと上から下に数回振りさばいて、極力しわを伸ばしてから干します。
簡単ですが、このひと手間が、結果的にアイロンの手間を省いたり、乾燥時間を早めたりすることにつながります。

2、早く乾くように干す

密集させると乾きにくくなるためNG(ライオン提供)
角ハンガーを使う場合は、外側に長い衣類を、内側に短い衣類を干す「アーチ干し」をすると早く乾きます。
面積の大きいもの、綿素材のもの、厚手のものなど、乾きにくい衣類は角ハンガーの外側に干しましょう。干し方を工夫することで乾燥時間が早くなります。

また部屋干しの場合は、さらに扇風機で風を当てると、早く乾かすことができます。

3、アイロンいらずのアイテム別の干し方

カットソーをピンチで挟むと跡が付くためNG(ライオン提供)
さらに、家族で良く使うカットソー、ズボン・スカート、靴下、パンツ、ブラジャーの干し方をマスターすれば、日々のお洗濯はもう怖いものなしです。

例えば、カットソーは、肩幅に合わせたハンガーにかけて陰干しすることで、型くずれを防止します。
ズボンやスカートの干し方(ライオン提供)
ズボンやスカートなどは筒状に干すことで、早く乾くだけでなく、型くずれ防止にもなります。靴下は「ゴムの部分」を上に干すことで、ゴムの劣化を防ぎます。

パンツ・ショーツは、腰のゴムの部分の両端をピンチで挟んで干すとよいでしょう。型崩れを防ぐためにブラジャーはアンダーラインを上にして干します。

ただし、下着は他の衣類と異なりご家庭で好みの干し方があるようなので、普段担当している家族に確認するのがよいかもしれません。
また、できれば女性の下着はなるべく内側に干して、人目につかないようにするといった配慮をするとよさそうです。


自宅にいる時間が長くなったこの機会に、家族みんなのお洗濯レベルを上げてみるのはいかがでしょうか。
>>ピンポイントお洗濯情報(無料)

参考資料など

ライオン株式会社 https://lidea.today/
Lidea https://lidea.today/articles/002180