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週間天気予報
本州も「梅雨のはしり」 曇りや雨の日多く

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2021/05/11 15:09 ウェザーニュース

この先一週間は梅雨前線の影響で西日本や東日本の各地で曇りや雨の日が多く、いわゆる「梅雨の走り」と呼ばれる天気傾向となりそうです。

■この先1週間のポイント■

・梅雨前線が本州付近に北上し停滞
・梅雨本番のような大雨のおそれも
・不快な蒸し暑さ 熱中症に注意

梅雨前線が本州付近に北上し停滞

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週間予想天気図
梅雨入りした沖縄や奄美に停滞していた梅雨前線が、本州付近にまで北上する日が多くなります。このため、西日本や東日本では曇りや雨の日が続くことが予想されます。この時期に梅雨前線が北上して雨の日が増えることを「梅雨のはしり」と呼び、まさに梅雨の走りと言えそうです。

平年の九州や四国、本州の梅雨入りは、5月末から6月中旬頃にかけてですので、本来であればまだ半月以上も先です。ただ、今回の前線停滞が長引くようであれば早くも「梅雨入り」と発表される可能性もあるため、雨の季節に油断は出来ません。
» 各地の梅雨入り 梅雨明け

梅雨本番のような大雨のおそれも

特に、明日12日(水)から13日(木)にかけてと、15日(土)以降は暖かく湿った空気が本州付近にまで北上しやすく、広範囲で雨の降る可能性があります。

今日11日(火)に梅雨入りした九州南部などでは、発達した雨雲により局地的に雨が強まる可能性があるため注意・警戒が必要です。

一方で、梅雨入りしている沖縄や奄美では、梅雨前線の南側の夏の空気に覆われて、5月中旬のうちは曇りや晴れの日が多くなる予想です。
» 大雨による影響と詳しい予想雨量〔会員メニュー〕

不快な蒸し暑さ 熱中症に注意

梅雨前線の北上に伴い、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるため、日差しが乏しくても気温の高い日が多くなります。東京や大阪をはじめ、東日本や西日本の各地で最高気温が25℃以上の夏日が続く予想です。

これまでの比較的空気の乾燥した初夏の暑さとは違い、湿度が高く蒸し暑くなることがよそうされますので、極端な気温の高さでなくとも熱中症に注意してください。
» (無料)10日先までの天気・気温

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