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岩手の空に朝虹 二重のダブルレインボーも

2021/05/10 09:35 ウェザーニュース

岩手県北上市より(10日6時頃に撮影)

今日10日(月)朝は、北日本の上空に寒気が流れ込み、東北では日本海を中心にところどころで雨が降っています。この雨雲が山を越えて太平洋側の内陸でも雨を降らせ、岩手県や福島県など太平洋側の一部では虹が見られました。

二重の大きな虹が見られているところもあり、朝の空を鮮やかに演出しています。
>>〔写真〕今朝、東北で見られた虹

雨の境目で見えた虹

現在の雨雲の様子

北海道付近を上空に寒気を伴った低気圧が通過しているため、東北には日本海側から雨雲が流れ込んでいます。雨雲は大きく広がるものではなく、ひとつひとつが小さな雨雲です。

東北の太平洋側ではちょうど雨の境目となっていて、西側には雨雲があり、それに向かって東側から朝日が差しこみました。雨粒のスクリーンで太陽光が反射することで、西側に虹が見えたと考えられます。

東北は南北で気温差

東北地方に日本海側から流れ込む雨雲は、だんだんと弱まり縮小していく見込みです。日本海側の雨はだんだんと止み、太平洋側では日差しが届くところが多くなります。

東北北部では日差しも乏しく、冷たい西からの風も吹くため、日本海側を中心に昼間でも気温があまり上がりません。予想最高気温は青森で12℃と昨日より9℃も低くなります。秋田でも13℃の予想です。週末よりも暖かい服装でお過ごしください。

一方で、東北南部では昨日ほど気温は上がりませんが、昼間は20℃前後の予想です。日差しも届いて、過ごしやすい陽気になります。
>>今いるところの1時間ごとの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)グリーンアップルさん