国内:熊本県で震度4 熊本地震の活動域
5月6日(木)9時16分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード4.0、深さ14kmと推定される地震が発生しました。この地震で熊本市と宇城市で最大震度4を観測しています。
地震のメカニズムは北北西ー南南東方向に張力軸をもつ正断層型と解析され、2016年4月の熊本地震の活動域で発生したと見られます。
熊本地震の活動域では3月14日にもマグニチュード4.4の地震が発生し、1年半ぶりに震度4を観測していました。その後は活動がわずかながら活発になっていたもの、地震回数が顕著に増えているとはありません。
熊本地震を引き起こしたと考えられる布田川断層と接している日奈久断層では、大きな地震の発生が懸念されています。政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内の地震の発生確率を、日奈久断層帯の日奈久区間でマグニチュード7.5程度が0~6%、八代海区間でマグニチュード7.3程度が0~16%としています。普段からの備えは引き続き必要と言えそうです。
地震のメカニズムは北北西ー南南東方向に張力軸をもつ正断層型と解析され、2016年4月の熊本地震の活動域で発生したと見られます。
熊本地震の活動域では3月14日にもマグニチュード4.4の地震が発生し、1年半ぶりに震度4を観測していました。その後は活動がわずかながら活発になっていたもの、地震回数が顕著に増えているとはありません。
熊本地震を引き起こしたと考えられる布田川断層と接している日奈久断層では、大きな地震の発生が懸念されています。政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内の地震の発生確率を、日奈久断層帯の日奈久区間でマグニチュード7.5程度が0~6%、八代海区間でマグニチュード7.3程度が0~16%としています。普段からの備えは引き続き必要と言えそうです。
世界:オーストラリアのはるか南海上でM6.0
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震はフィジー近海で発生したマグニチュード6.1の深発地震です。
もう一つの地震はオーストラリアのはるか南で発生したマグニチュード6.0です。震源の周辺に人が住む島はなく津波も発生していないため、この地震による影響は出ていません。
今回の震源はオーストラリアプレートと南極プレートの境界にあたります。プレート同士が離れ合う境界で、トランスフォーム断層が卓越している領域です。今回の地震のメカニズムは横ずれ型で、トランスフォーム断層周辺で多く起こるパターンとなっています。
トランスフォーム断層周辺では巨大地震の発生は少なく、この震源周辺では2007年に発生したマグニチュード6.9が比較的大きな部類で、マグニチュード6クラスが大半です。横ずれ型の地震が多いため津波の発生する可能性は低く周囲に島もないため、この周辺の地震で被害が出ることがないと考えられます。
もう一つの地震はオーストラリアのはるか南で発生したマグニチュード6.0です。震源の周辺に人が住む島はなく津波も発生していないため、この地震による影響は出ていません。
今回の震源はオーストラリアプレートと南極プレートの境界にあたります。プレート同士が離れ合う境界で、トランスフォーム断層が卓越している領域です。今回の地震のメカニズムは横ずれ型で、トランスフォーム断層周辺で多く起こるパターンとなっています。
トランスフォーム断層周辺では巨大地震の発生は少なく、この震源周辺では2007年に発生したマグニチュード6.9が比較的大きな部類で、マグニチュード6クラスが大半です。横ずれ型の地震が多いため津波の発生する可能性は低く周囲に島もないため、この周辺の地震で被害が出ることがないと考えられます。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。