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ハロや飛行機雲が出現 青空に天気下り坂の兆し

2021/05/04 10:22 ウェザーニュース

今日4日(火)・みどりの日は全国の広い範囲で晴れて日差しが届いています。青空に現れた長く伸びる飛行機雲やハロ(日暈)は天気の崩れを示唆するもので、穏やかな晴天は長く続きません。

ハロやアークが出現

山口県美祢市では太陽の周りに大きな光の環、ハロが現れました。上下にはより鮮やかな虹色に見えるタンジェントアークも出現しています。

こうしや光学現象は薄雲の中の氷の結晶によって、太陽の光が屈折されて虹色や白っぽく見られるもので、視野半径角22度のところに現れます。

太陽の上下に見えるタンジェントアークは高度によって姿を変え、写真のように楕円形になった時は外接ハロとも呼ばれます。

青空を貫く飛行機雲

また、香川県さぬき市では空に何本もの飛行機雲が長く伸びている様子が見られました。

氷の粒でできた飛行機雲は、空気が乾いているときは、すぐに周囲の空気と混ざって消えてしまいます。逆に飛行機雲が現れていつまでも消えないときは、上空の空気が湿っているということになります。

上空に高い薄雲が広がったり、湿度が高くなっているのは西から低気圧や前線が近づいている影響です。晴れた空に現れたハロや長く伸びる飛行機雲は天気下り坂のサインです。

九州は今夜遅くから雨に

4日(火)夜の雨雲の予想
午後は九州など西から段々と雲が広がり、夕方には西日本の大部分が雲に覆われる見込みです。夜遅い時間には九州の各地で雨が降り出してくる予想となっています。

明日5日(水)・こどもの日は低気圧や前線が通過する影響で全国の広い範囲で天気が崩れ、太平洋側を中心に雨の強まる所があります。今日の日差しを有効にご活用ください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ふじこさん
hs 303さん