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強い台風2号 沖縄の南を北東へ 強い雨や強風・高波に注意

2021/04/23 07:31 ウェザーニュース

台風2号(スリゲ)は勢力を弱め、今日23日(金)3時に強い勢力になりました。沖縄の南の海上を北東に進んでいます。
沖縄では明日24日(土)頃にかけて海上では大しけとなり、風も強く吹く見込みです。その後、小笠原諸島でも26日(月)頃にかけて、高波や強風の影響が出るため、注意が必要です。

▼台風2号 4月23日(金)6時
 存在地域   沖縄の南
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北東 15 km/h
 中心気圧   965 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 55 m/s

>>最新の台風情報

勢力を落としながら東へ向きを変える

台風2号は一時猛発達して猛烈な勢力になり、中心気圧が895hPaまで低下しましたが、徐々に勢力が衰えています。この先も海水温が比較的高くない海域を進むことや、鉛直シアが大きくなることなどから、さらに勢力が弱まり、27日(火)3時までには温帯低気圧に変わる見込みです。

また、徐々に東寄りに向きを変えていて、沖縄本島や大東島の南を東へ進み、小笠原方面へ進む予想となっています。

沖縄や小笠原諸島では高波と強風に注意

波の高さの予想 23日(金)15時
日本列島に直撃することはありませんが、台風に近い沖縄や小笠原諸島では強風や高波の影響を受けます。

沖縄では明日24日(土)にかけて、風が強まり、沿岸には6m前後の高波が押し寄せる予想です。十分注意してください。
小笠原諸島では24日(土)から26日(月)をピークに、強風や高波の影響が出るおそれがあります。

台風の外側の雲がかかるため、沖縄では今日は雨が降りやすい一日です。沖縄本島周辺では昼頃にかけて断続的に強い雨が降り、大東島地方は夜にかけて雨となります。風も強く、横殴りの雨となる予想です。最新の台風情報に注意して、海にはできるだけ近づかないようにしてください。
>>最新の雨雲レーダー

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「スリゲ(Surigae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、鷲の一種の名前からとられています。

「スリゲ」が使われるのは今回の2021年台風2号が初めてで、前回まで用いられていた140種類のうちのひとつ「ムジゲ(虹の意味)」から差し替えられたものです。
>>ウェザーニュース 台風情報
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