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台風2号情報
非常に強い勢力で北上 23日(金)に沖縄に近づく

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2021/04/21 17:16 ウェザーニュース

4月21日(水)15時現在、台風2号(スリゲ)は非常に強い勢力を保って、フィリピンの東の海上をゆっくり北上中です。この先は徐々に勢力を落とすものの、沖縄や小笠原諸島では高波や強風の影響が出るため注意してください。

▼台風2号 4月21日(水)15時
 存在地域   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北北西 10 km/h
 中心気圧   940 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s
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沖縄は高波と強風に注意

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波の高さの予想
台風2号は一時猛発達して猛烈な勢力になり、中心気圧が895hPaまで低下しましたが、だんだんと勢力が弱まってきてます。この先も海水温が比較的高くない海域を進むことや、鉛直シアが大きくなることなどから、さらに勢力を落とす見通しです。

明日から次第に東寄りに進路を変え、明後日23日(金)に沖縄に近づく見込みです。また、台風の外側の雲がかかるため、沖縄では23日(金)にかけて雨が降りやすい見込みです。

日本列島に直撃することはありませんが、台風に近い沖縄や小笠原諸島では強風や高波の影響を受けます。すでに沖縄の沿岸では2~3mの波やうねりが届いていて、最大瞬間風速は那覇で15.9m/s、宮古島や石垣島で13.3m/sと風も強まってきました。

沖縄では23日(金)から24日(土)をピークに、小笠原諸島では24日(土)から26日(月)をピークに、それぞれ海は大しけとなり強い風が吹くおそれがありますので、十分注意してください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「スリゲ(Surigae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、鷲の一種の名前からとられています。

「スリゲ」が使われるのは今回の2021年台風2号が初めてで、前回まで用いられていた140種類のうちのひとつ「ムジゲ(虹の意味)」から差し替えられたものです。
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