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日本の南北に大きな渦
性質が逆の「台風2号」と「寒冷渦」

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2021/04/21 14:57 ウェザーニュース

今日4月21日(水)の気象衛星画像を確認すると、日本の南北には大きな雲の渦を見ることが出来ます。

沖縄の南に見える渦は台風2号に伴う雲で、一番外側の雲が先島諸島付近にかかっているのが見えます。

北海道の北東側、オホーツク海に見える渦は寒冷渦と呼ばれる低気圧です。

構造が正反対な「台風」と「寒冷渦」

「台風」「寒冷渦」はともに低気圧の一種です。しかし両者とも、ごく普通の「温帯低気圧」とは違った性質を持っています。

・「温帯低気圧」は最も一般的な低気圧で、暖気と寒気の境目に存在し、その温度差から運動エネルギーを得ることで発達します。

・「台風」は暖気の中に存在し、多量の水蒸気からエネルギーを得て発達し、中心付近ほど温度が高いという特徴があります。

・「寒冷渦」は上空の寒気が暖気側に張り出した部分に発生し、台風とは逆に中心付近ほど温度が低いという特徴があります。

台風は大雨や暴風をもたらすことがよく知られていますが、寒冷渦も急な激しい雨や落雷、突風、降雹などをもたらすことがあるため注意が必要な低気圧です。

台風2号は明日から東進、寒冷渦は南下

台風2号は一時猛発達して猛烈な勢力になり、中心気圧が895hPaに低下しましたが、既に勢力を落とし始めています。この先も低い海水温や鉛直シアの増加などにより勢力を落とす見通しです。

明日から次第に進路を東に変え、沖縄の南から小笠原近海に東進する予想です。日本列島に直撃することはありませんが、台風に近い沖縄や小笠原諸島では強風や高波の影響を受けますので十分注意してください。
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オホーツク海の寒冷渦はこの先南下して本州の東に進む見込みです。この影響で今日午後は北海道のオホーツク海側で天気が崩れ、雨や雪の降るところがあります。

気温の下がる夜は平野部でも雪に変わる所があり、一時的に吹雪となる可能性があります。車を運転する場合は視界不良やスリップに注意してください。
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