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「お天気」と「掃除の順番」が決め手? プロが教える窓まわりの簡単掃除術

2021/04/28 05:10 ウェザーニュース

東京や大阪などでは再度緊急事態宣言が出され、大型連休も外出自粛が続きそうです。

自宅で過ごす時間が増えている今、春先の花粉や黄砂で汚れてしまった窓ガラスや網戸、サッシを徹底的にきれいにしませんか。この時季の窓まわり清掃のコツや裏ワザについて、おそうじ本舗の技術アドバイザー・尾崎真さんに伺ってみました。

午前中か曇りの日に掃除する理由

窓ガラスの掃除には最適な天候や時間帯があるのを知っていましたか? お掃除のプロの中では有名な話だそうです。

「ガラスに直射日光が当たっていると汚れが確認しにくいため、窓掃除は晴れの日より曇りの日が適しています。きれいに磨いたつもりでも、『夕方確認してみたら拭きムラだらけだった』ということもよくあるのです。

さらに、晴れた日の日中は乾燥が早いので、ガラスの拭き跡が残りやすいという欠点もあります。もし晴れの日に行う場合は、日の光が強い日中よりも、朝や夕方に行うのがよいでしょう」(尾崎さん)

窓ガラス、網戸、サッシの清掃それぞれにふさわしい順番はありますか。

「ハウスクリーニングは全般的に『上から下・奥から手前』が原則ですが、窓ガラスに限っては外側に付いている汚れの方が圧倒的に多いので、窓まわり全体をきれいにする余裕があるときは、汚れの強い外側から、網戸→窓ガラス→サッシの順で進めるのが効果的です」(尾崎さん)

網戸と窓ガラスの簡単掃除法

まずは網戸の掃除です。サッシに取り付けたままでも簡単に網戸を掃除できる“裏ワザ”を教えてもらいました。

「網戸の外側にA4サイズ程度にカットした段ボールを当てて、部屋側の面から掃除機で吸い取ってください。これで大まかな土砂やホコリが取れます。その後、雑巾を2枚用意して網を挟んで拭き上げると、簡単にきれいになります」(尾崎さん)

続いて窓ガラスです。

「市販の洗剤でもよいのですが、よっぽど汚れがひどくない限り『重曹水』や『台所用中性洗剤をお湯で50倍位に薄めたもの』で十分落ちます。スプレイヤーで四隅と真ん中にシュッシュッと洗剤をかけて、柔らかいスポンジで擦(こす)ってから濡れた雑巾、乾いた雑巾の順番で2回拭きます」(尾崎さん)

最後にサッシです。

「サッシのコーナー部分には、ガラスを開け閉めするたびに隅に溜まって固められた土砂があります。サッシの角に溜まった汚れは、定規に固く絞ったタオルを被せて拭いていきます。この方法だとひと拭きで3面をキレイにできます」(尾崎さん)


コロナ禍の大型連休で“おうち時間”を過ごす人も多いと思います。運動不足解消を兼ねておうち時間を有効に使ってみませんか。
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