国内:秋田県で連続2回の震度3 男鹿地震の震源近く
16日(金)4時29分頃、秋田県沖を震源とするマグニチュード3.9、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。そのわずか4時間後の8時33分にもほぼ同じ震源でマグニチュード3.9、深さ約10kmの地震が起き、いずれの地震でも秋田県男鹿市で最大震度3を観測しています。
速報値では秋田県沿岸北部を震源としていましたが、暫定値で秋田沖に修正されました。近年はあまり大きな地震がないものの、男鹿半島周辺では過去に被害をもたらした地震がいくつか発生しています。その中でもよく知られているのが、1939年の男鹿地震です。
1939年5月1日に男鹿半島を震源とする地震が発生、マグニチュードが6.8と大きく、震源が10km未満と浅かったため、秋田市内でも震度5(当時の階級)の揺れに見舞われました。震源に近い男鹿半島では被害状況から震度7に相当する揺れだったと考えられています。この地震では強い揺れによって多くの家屋が全壊し、27人の方が亡くなりました。
秋田県は前述の男鹿地震のほか、1914年の秋田仙北地震や1896年の陸羽地震など陸域で発生する被害地震が多い上、1983年に発生した日本海中部地震に代表されるような日本海で発生する地震による津波被害も出ています。
速報値では秋田県沿岸北部を震源としていましたが、暫定値で秋田沖に修正されました。近年はあまり大きな地震がないものの、男鹿半島周辺では過去に被害をもたらした地震がいくつか発生しています。その中でもよく知られているのが、1939年の男鹿地震です。
1939年5月1日に男鹿半島を震源とする地震が発生、マグニチュードが6.8と大きく、震源が10km未満と浅かったため、秋田市内でも震度5(当時の階級)の揺れに見舞われました。震源に近い男鹿半島では被害状況から震度7に相当する揺れだったと考えられています。この地震では強い揺れによって多くの家屋が全壊し、27人の方が亡くなりました。
秋田県は前述の男鹿地震のほか、1914年の秋田仙北地震や1896年の陸羽地震など陸域で発生する被害地震が多い上、1983年に発生した日本海中部地震に代表されるような日本海で発生する地震による津波被害も出ています。
国内:宮城県沖でM5.8 3月の地震の余震か
18日(日)9時29分頃、宮城県沖を震源とするマグニチュード5.8、深さ約50kmと推定される地震が発生しました。この地震で宮城県石巻市と名取市、岩手県一関市で最大震度の4、宮城県仙台市や気仙沼市、岩手県大船渡市、北上市、福島県福島市、郡山市など広い範囲で震度3を観測しました。
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。3月20日に発生したマグニチュード6.9、最大震度5強の地震と深さやメカニズムが似通っていることや、震源が一連の活動域の範囲内と見られることから、余震と考えられます。
» 関連記事 週刊地震情報 宮城県沖でM6.9
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。3月20日に発生したマグニチュード6.9、最大震度5強の地震と深さやメカニズムが似通っていることや、震源が一連の活動域の範囲内と見られることから、余震と考えられます。
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国内:トカラ列島近海の地震は落ち着く
9日(金)夜から活発になっていたトカラ列島近海の地震は13日(火)以降は急速に落ち着いてきました。10日(土)から11日(日)にかけては1日当たり100回前後発生していた震度1以上の地震は、12日(月)に30回台まで減少し、13日(火)には一桁となっています。
震度3以上を観測する地震も14日(水)の13時53分に起きたものが最後で、昨日17日(土)は震度1以上の発生がありませんでした。一連の活動は収束したと見られます。
ただ、トカラ列島近海はこうした活動が頻繁に発生していますので、落ち着いた状況のうちに対策など不足している所がなかったか確認しておくと良さそうです。
震度3以上を観測する地震も14日(水)の13時53分に起きたものが最後で、昨日17日(土)は震度1以上の発生がありませんでした。一連の活動は収束したと見られます。
ただ、トカラ列島近海はこうした活動が頻繁に発生していますので、落ち着いた状況のうちに対策など不足している所がなかったか確認しておくと良さそうです。
世界:ガラパゴス諸島の西でM5.7
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は発生していません。最も大きな地震は日本時間の14日(水)にガラパゴス諸島の西で発生したマグニチュード5.7です。
地震の規模がそれほど大きくなく、島からも離れているため、この地震による影響は特にありません。地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸をもつ正断層型と解析されています。
今回の震源付近は太平洋プレートとナスカプレート、ココスプレートの3つのプレートの境界付近にあたります。ナスカプレートはそれぞれのプレートと離れていく動きをしているため、この周辺の地震活動はそれほど活発ではありません。マグニチュード6以上に限定すると、1969年まで遡ります。少し南側のトランスフォーム断層周辺では地震が多く、数年の一度くらいの割合でマグニチュード6以上の地震が起きています。
地震の規模がそれほど大きくなく、島からも離れているため、この地震による影響は特にありません。地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸をもつ正断層型と解析されています。
今回の震源付近は太平洋プレートとナスカプレート、ココスプレートの3つのプレートの境界付近にあたります。ナスカプレートはそれぞれのプレートと離れていく動きをしているため、この周辺の地震活動はそれほど活発ではありません。マグニチュード6以上に限定すると、1969年まで遡ります。少し南側のトランスフォーム断層周辺では地震が多く、数年の一度くらいの割合でマグニチュード6以上の地震が起きています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。