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台風2号 暴風域を伴いさらに発達中 週末には非常に強い勢力になる予想

2021/04/16 07:06 ウェザーニュース

4月16日(金)6時現在、台風2号(スリゲ)はカロリン諸島で停滞しながら発達を続け、暴風域ができました。

このあと、18日(日)3時にはフィリピンの東の海上で非常に強い勢力になる予想です。今後の情報に注意してください。

▼台風2号 4月16日(金)6時
 存在地域   カロリン諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 45 m/s
>>最新の台風情報

発達しながら北上 来週後半にかけ東進か

春の台風の進路
世界各国の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、台風2号はこの先も海水温の高いところを進むため、発達する傾向がみられています。フィリピンの東の海上に達する頃には、非常に強い勢力になる予想です。

その後の進路はまだ不確実性が高く、フィリピンの東に北上したあと、北東に向きを変える可能性があります。

日本への影響は、目先5日間以内では無い見込みですが、来週後半には小笠原諸島などに近づく可能性があります。今後の情報に注意するようにしてください。

春は本州の南でも上空に強い西風が吹いていて、太平洋高気圧は南の海上に留まっています。そのため、台風が発生すると、高気圧の縁をまわる風に流されて、早々に東へ向きを変えることが多いと言えます。

今年4月に入って1つ目の台風

平年の台風発生数
台風2号は、今年に入ってから2つ目、4月に入ってから1つ目に発生した台風です。

4月の台風発生数の平年値は0.6個と少ないものの、統計をみると小笠原諸島に接近した台風もあるため、春とはいえ油断は出来ません。
>>気圧変化・頭痛対策の参考に<天気痛予報>

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「スリゲ(Surigae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、鷲の一種の名前からとられています。

「スリゲ」が使われるのは今回の2021年台風2号が初めてで、前回まで用いられていた140種類のうちのひとつ「ムジゲ(虹の意味)」から差し替えられたものです。
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