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来週「4月こと座流星群」が活動ピーク 極大は22日(木)深夜

2021/04/15 11:44 ウェザーニュース

来週、春の夜空を彩る「4月こと座流星群」の活動がピークを迎えます。

今年の極大は22日(木)22時頃と予測されているため、22日(木)深夜から23日(金)明け方にかけてが一番の見頃です。深夜2時頃までは上弦過ぎの月が昇っているため、月が沈んでから明け方にかけてが特に流星群を探しやすくなります。

期待できる流星数は?

4月23日(金)1時 東の空(東京)
★活動期間  4月16日頃 〜 4月25日頃
★ピーク予想 4月22日(木) 22時頃
★母天体   サッチャー彗星

春の夜空を彩る「4月こと座流星群」は、毎年4月22日頃に活動が活発になる流星群です。

深夜2時頃までは月があるため観測条件は悪めで、月が沈んで以降ほど流星を見つけやすくなります。

三大流星群と比べると流れる数の多い流星群ではないため、出現する数は見晴らしが良いところでも1時間あたり5個程度となりそうです。

こと座流星群の流れ星は、放射点(※)があること座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。

観測の際は、月明かりを直接視界に入れないようにしつつ、できるだけ空を広く見るようにしましょう。

※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。

4月こと座流星群の特徴は?

(1)突発的な流星数の増加も
こと座流星群は突発的に流星数が増加することがあり、過去には国内で1時間に90個の流星が観測されたこともありました。ただ、近年は通常の活動が続いているため、過度な期待はしないほうが良さそうです。

(2)明るい流星の割合が高い
こと座流星群は観測出来る流星数は少ないものの、明るい流星の割合が高いので、印象に残りやすいかもしれません。

ピーク日の天気は?

見頃を迎える22日(木)夜から23日(金)明け方は日本列島は高気圧に覆われるため、星が見られる所が多くなりそうです。

ただ、湿った空気の影響を受ける北海道の道東や、関東から東海の沿岸では雲が多くなる可能性があるので、雲が切れるチャンスを見つけて見ることになりそうです。
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