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黄砂予想 北日本や西日本で観測中 明日にかけ注意

2021/03/30 12:39 ウェザーニュース

昨日に引き続き、今日3月30日(火)も西日本や北日本などで黄砂が観測されています。

今日は特に北日本で黄砂の濃度が高くなる予想で、車や外壁など屋外の物に黄砂が付着し汚れる可能性があります。洗濯物を干す場合は部屋干しのほうが良さそうです。

黄砂の観測状況

黄砂の観測発表
今日7時までに、鹿児島、福岡、高松(香川)、広島、大阪、新潟、仙台(宮城)の各気象台から、黄砂の観測についての特殊気象報が発表されています。このほかの地方気象台等でも、臨時の目視観測で黄砂を観測しているとの気象情報を発表しているところがあります。

一部では見通しのきく距離(視程)が10km未満となっていて、晴れていてもかなり霞んだ空となっています。

今日は特に北日本で濃度上昇 明日は徐々に解消へ

ひまわり8号 トゥルーカラー再現画像(JMA, NOAA/NESDIS, CSU/CIRA)
気象衛星からの画像を見ると、白色ではない霞んだ領域が、日本海や黄海、日本列島方面に見られます。

今日は特に黄砂濃度の高い領域が北日本にかかる予想です。西日本でも引き続き黄砂の飛来が予想されています。

一時的に見通しのきく距離(視程)5km未満となるおそれもあります。砂嵐のような視界不良とまではいかないものの、車の運転等は窓の汚れ等による視界不良に注意してください。

黄砂は明日31日(水)になると濃度が薄くなる予想です。

花粉症対策も万全に

今日の花粉飛散予想
呼吸器系疾患をお持ちの方は、黄砂の影響で疾患の症状が悪化する可能性があります。外出する場合は必ずマスクを着用し、異常を感じたら外出は控えるようにしてください。

また、引き続き花粉の飛散も多い予想です。黄砂が起因して花粉症の症状が悪化する場合もあるため、万全な対策を心がけてください。
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