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今夜は満月「ワームムーン」 夜の天気は?

2021/03/28 08:58 ウェザーニュース

今夜昇ってくるお月さまは、日付が変わって明日3月29日(月)明け方に満月の瞬間を迎えます。

満開の夜桜と一緒に眺めたいところですが、天気が悪い予報となっています。見られる地域はあるでしょうか。

今夜の天気

今夜から明日29日(月)朝にかけて、近畿から関東、北日本にかけての広範囲に雨雲がかかり、満月を見るのは厳しい天気となる所が多い予想です。

ただ、西日本ではだんだんと天気が回復に向かうため、九州や中国地方、四国地方などでは夜遅くになるほど雲が減り、満月を見られるようになる所がある予想です。雲に隙間が出来てくれば、明るい満月は簡単に見つけられそうです。

満開の桜と満月の様子を写真におさめたいという方もいらっしゃるかと思いますが、西日本では叶うところがありそうです。東日本や北日本ではあいにく厳しい天気となります。
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3月の満月、アメリカでは”Worm Moon”

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

3月の満月は“Worm Moon(イモムシ月)”といわれています。

暖かくなって地面からミミズ(Earthworm)が出てくるころ、またはカブトムシの幼虫(Worm)が木から出てくるころ、という意味で名付けられているようです。

現象おさらい 満月とは

月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。

そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。

地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
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参考資料など

The Old Farmers' Almanac