facebook line twitter mail

暖かな春は4月以降も継続 6月は例年通り雨のシーズンに(気象庁3か月予報)

2021/03/24 15:14 ウェザーニュース

気象庁は24日(水)、4月から6月までの3か月予報を発表しました。この先も気温の高い傾向が続き、平年より高い予想の所が多くなっています。6月は各地で梅雨に入り、関東以西では降水量が平年並みか多くなる見込みです。雨への備えは早めに行う必要があります。

暖かな春は続く

4~6月の平均気温
4月以降は上空のジェット気流の蛇行が小さくなると見られ、これまでのような極端な高温傾向とはならない見込みです。それでも引き続き日本付近には暖かな空気が流れ込みやすく、3か月の平均気温は九州から北海道で高く、沖縄・奄美は平年並みか高い予想となっています。

4月から5月にかけては普段の年と同様に寒暖の差が大きく、気温の上がるタイミングでは暑いくらいの日がありそうです。6月は梅雨前線の北上で曇りや雨の日が増えるものの気温は高めで、特に北日本や北陸で高い予想です。

6月は広い範囲で梅雨入り 雨への備えを

4~6月の降水量
3か月の降水量の予想は、関東甲信と東海が平年並みか多く、そのほかの各地は平年並みの見込みです。

4月から5月にかけては周期的に天気が変化し、降水量は全国的に平年並みの予想となっています。5月の沖縄はフィリピン付近の対流活動が活発になる影響で湿った空気が流れ込みにくく、梅雨入りしても降水量はそれほど多くならない可能性があります。

夏の太平洋高気圧の勢力は平年並みと見られるため6月に入ると梅雨前線が北上し、九州から順に梅雨入りとなる予想です。6月の降水量は関東以西の太平洋側で平年並みか多い見込みで、梅雨の大雨には今年も警戒が必要です。
>>この先3か月間の天気傾向