広島県内で震度6弱の強い揺れに
この地震によって広島県河内町、大崎町、熊野町で最大震度6弱、広島県広島市や呉市、廿日市市、山口県岩国市、柳井市、愛媛県今治市、松山市などの広い範囲で震度5強の強い揺れに見舞われました。
消防庁による被害のまとめによると、死者が2人、重傷者が43人、全壊家屋は70棟に及んでいます。芸予地震では広島県を中心に擁壁や斜面の崩壊が見られました。比較的短い周期の揺れが卓越したことや、地盤の特性などからこうした被害が目立ったと考えられています。
消防庁による被害のまとめによると、死者が2人、重傷者が43人、全壊家屋は70棟に及んでいます。芸予地震では広島県を中心に擁壁や斜面の崩壊が見られました。比較的短い周期の揺れが卓越したことや、地盤の特性などからこうした被害が目立ったと考えられています。
今後30年での発生確率は40%程度
芸予地震の震源となった安芸灘~伊予灘~豊後水道では、沈み込んでいるフィリピン海プレート内部の地震が比較的短い周期で発生しています。17世紀以降だけで見ても、マグニチュード7クラスの地震が6回確認されています。
1905年にはマグニチュード7.2と推定される芸予地震が起きて、広島県広島市や呉市を中心に大きな被害となりました。この期間を平均すると、大きな地震の発生間隔は約67年となりますが、1854年と1857年に相次いで発生しているように、必ずしも一定の間隔ではありません。
地震調査研究推進本部はこの領域で30年以内に、マグニチュード6.7~7.4の地震が発生する確率を40%程度としています。発生から20年が経って、当時の記憶が忘れられている部分も増えているかと思われます。西日本で大きな被害が懸念されている南海トラフ巨大地震のみならず、こうした局地的な強い地震に対する備えもしっかりと行うことが重要です。
1905年にはマグニチュード7.2と推定される芸予地震が起きて、広島県広島市や呉市を中心に大きな被害となりました。この期間を平均すると、大きな地震の発生間隔は約67年となりますが、1854年と1857年に相次いで発生しているように、必ずしも一定の間隔ではありません。
地震調査研究推進本部はこの領域で30年以内に、マグニチュード6.7~7.4の地震が発生する確率を40%程度としています。発生から20年が経って、当時の記憶が忘れられている部分も増えているかと思われます。西日本で大きな被害が懸念されている南海トラフ巨大地震のみならず、こうした局地的な強い地震に対する備えもしっかりと行うことが重要です。