特に放射冷却現象が強まることで朝に冷え込んだ内陸部で気温差が大きくなっています。全国で最も気温差が大きい宮崎県美郷町・神門は最低気温が－1.4℃、最高気温が19.1℃とその差が20.5℃に達しました。

朝の冷え込みをもたらした寒気が次第に抜けていったため、最高気温は関東から西の各地で15℃を超えた所が多く、特に西日本では昨日を大幅に上回っています。福岡の最高気温は昨日より5℃近く高い17.3℃、東京は昨日とほぼ同じ15.8℃です。

札幌の最高気温は昨日とほぼ同じ9.3℃でしたが、昼間の気温で比べると大幅に高くなっています。気温の上昇と日差しによって今日も雪解けが進み、日付が変わった時点で5cm残っていた積雪が、13時には0cmになりました。

札幌の積雪が0cmになるのは去年12月14日以来です。この先も気温の高い日が続き、まとまった雪は予想されていませんので、このまま長期積雪（根雪）の終日になる可能性が高いと見られます。記録が確定すれば、昨シーズンに比べると4日早く、平年よりは10日早いことになります。

明日24日(水)も九州から北海道にかけての広い範囲で晴れる見込みです。上空の寒気が抜けているため、気温は今日と同じかさらに上がる予想となっています。

東京は今日に比べて5℃高い20℃、札幌は今年一番となる14℃まで上がる予想です。昼間は過ごしやすい陽気の所が多くなります。早咲きが続いている桜の開花をさらに加速させるような暖かさとなりそうです。
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