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浅間山で火山性地震が増加
今後の活動に念のため注意

2021/03/22 17:05 ウェザーニュース

浅間山では山体の浅い所を震源とする火山性地震の増加が、20日(土)から観測されています。気象庁では今後の活動に関して、念のため注意が必要としています。

噴火警戒レベルは1を継続

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22日(月) 長野県小諸市から見た浅間山
浅間山の火山性地震は20日(土)に36回、21日(日)には68回に達し、今日22日(月)も15時の時点で46回と多い状況が継続しています。また、15日(月)頃からはわずかな傾斜変動が認められている状況です。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も1日あたり800tと2月下旬の観測時に比べて増加しました。

浅間山では昨年12月以降、活動の落ち着いた状態が続いたことから、先月5日に噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げています。

現時点で噴火警戒レベルは1を継続するものの、火口から500mの範囲に影響を及ぼす程度のごく小規模な噴火の可能性がありますので、地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。また、突発的な火山灰噴出や火山ガス等にも注意が必要です。
» 浅間山の火山情報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
きこりん坊やさん

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