西、東日本はほぼ全域で今月中に開花
現在のつぼみの生長は、西・東日本で昨年より早いペースで進み、特に九州や中国・四国では非常に早いペースで進んでいます。
年末から1月前半にかけて度々訪れた強い寒気の影響で、桜の花芽の休眠打破がしっかり行われたことに加え、1月後半からも高温傾向でつぼみの生長が促されたと考えられます。
この先4月にかけては天気が周期的に変化して気温のアップダウンがあるものの、期間を通してみると気温は平年より高い予想で、つぼみは開花へと生長を加速させます。
3月中に北陸を含む西・東日本のほぼ全域で開花し、長野でも4月上旬に開花を迎える予想です。西・東日本の広範囲で平年より早い〜非常に早い開花となり、記録的な早さとなるところもありそうです。
北日本でも3月後半は晴れて暖かい日が増えてきます。4月は発達する低気圧の影響で春の嵐の可能性がありますが、晴れる日もあり、つぼみの生長は順調に進む見込みです。3月30日に福島、仙台が開花し、4月6日に山形が続きます。4月下旬には北海道に桜前線が上陸し、4月25日に函館、26日に札幌が開花する見込みです。
年末から1月前半にかけて度々訪れた強い寒気の影響で、桜の花芽の休眠打破がしっかり行われたことに加え、1月後半からも高温傾向でつぼみの生長が促されたと考えられます。
この先4月にかけては天気が周期的に変化して気温のアップダウンがあるものの、期間を通してみると気温は平年より高い予想で、つぼみは開花へと生長を加速させます。
3月中に北陸を含む西・東日本のほぼ全域で開花し、長野でも4月上旬に開花を迎える予想です。西・東日本の広範囲で平年より早い〜非常に早い開花となり、記録的な早さとなるところもありそうです。
北日本でも3月後半は晴れて暖かい日が増えてきます。4月は発達する低気圧の影響で春の嵐の可能性がありますが、晴れる日もあり、つぼみの生長は順調に進む見込みです。3月30日に福島、仙台が開花し、4月6日に山形が続きます。4月下旬には北海道に桜前線が上陸し、4月25日に函館、26日に札幌が開花する見込みです。
東京は来週23日(火)に満開へ
桜は開花から1週間〜10日ほどで満開を迎えます。開花同様平年より1週間から10日程度早いところが多く、記録的な早さとなるところもありそうです。
東京は3月23日、名古屋は27日、大阪は26日に満開となる予想です。
東京は3月23日、名古屋は27日、大阪は26日に満開となる予想です。
東北のつぼみも「先が緑に」
全国3,994本の桜(うちソメイヨシノ3,251本)の「全国つぼみ調査」(※)の結果、現在のつぼみの生長は、関東から近畿では昨年と同じかやや早いペース、中国・四国や九州では昨年より早いペースで進んでいることがわかりました。
西・東日本では前回(3月5日~7日)の調査と比べると、つぼみの生長が一気に進みました。
3月第2週は低気圧や前線が通過しましたが、週半ばからは高気圧に覆われて晴れる日が多くなりました。
晴れた日は気温が上昇し、つぼみの生長が加速しました。特に西日本で生長が早く、開花直前の「先がピンクに」色づいたつぼみが九州で34%、近畿では14%に増加しました。関東も前回から生長が進み、記録的な開花の早さとなった昨年とほぼ同じペースで生長しています。
一方、北日本でも前回の調査から変化が現れたつぼみが増えてきました。東北では「先が緑に」なった報告が増え、南部では「先がピンクに」変化したつぼみも見られます。北海道ではまだ「小さく硬い」つぼみがほとんどですが、一部で変化が表れ始めました。
※2021年3月12〜14日にウェザーニュースアプリ内で実施
西・東日本では前回(3月5日~7日)の調査と比べると、つぼみの生長が一気に進みました。
3月第2週は低気圧や前線が通過しましたが、週半ばからは高気圧に覆われて晴れる日が多くなりました。
晴れた日は気温が上昇し、つぼみの生長が加速しました。特に西日本で生長が早く、開花直前の「先がピンクに」色づいたつぼみが九州で34%、近畿では14%に増加しました。関東も前回から生長が進み、記録的な開花の早さとなった昨年とほぼ同じペースで生長しています。
一方、北日本でも前回の調査から変化が現れたつぼみが増えてきました。東北では「先が緑に」なった報告が増え、南部では「先がピンクに」変化したつぼみも見られます。北海道ではまだ「小さく硬い」つぼみがほとんどですが、一部で変化が表れ始めました。
※2021年3月12〜14日にウェザーニュースアプリ内で実施
桜の開花時期について
桜の開花時期は、年々早まる傾向にあり、東京で2011年〜2020年の過去10年間に平年の開花日よりも遅く開花したのは、2011年と2012年のわずか2回となっています。
これは、近年の気候変動や都市化の影響、さらに桜の老齢化も関係していると言われています。
桜の木は、樹齢を重ねるほど開花時期が早くなる傾向があります。このため気象庁では、開花や満開の状況に応じて標本木の代替わりなども行っていますが、気温が平年並に経過した年でも、開花時期が平年よりも早くなることがあります。
このような背景を踏まえ、ウェザーニューズの桜開花予想では、平年の開花日に加え、より最近の開花傾向を反映した例年の開花日を掲載しています。
※本記事では、開花について以下のように定義しています。
平年:1981年〜2010年の平均値
例年:2016年〜2020年の平均値
非常に早い:基準より7日以上早い
早い :基準より5〜6日早い
やや早い :基準より3〜4日早い
並 :基準との差が2日以内
やや遅い :基準より3〜4日遅い
遅い :基準より5〜6日遅い
非常に遅い:基準より7日以上遅い
これは、近年の気候変動や都市化の影響、さらに桜の老齢化も関係していると言われています。
桜の木は、樹齢を重ねるほど開花時期が早くなる傾向があります。このため気象庁では、開花や満開の状況に応じて標本木の代替わりなども行っていますが、気温が平年並に経過した年でも、開花時期が平年よりも早くなることがあります。
このような背景を踏まえ、ウェザーニューズの桜開花予想では、平年の開花日に加え、より最近の開花傾向を反映した例年の開花日を掲載しています。
※本記事では、開花について以下のように定義しています。
平年:1981年〜2010年の平均値
例年:2016年〜2020年の平均値
非常に早い:基準より7日以上早い
早い :基準より5〜6日早い
やや早い :基準より3〜4日早い
並 :基準との差が2日以内
やや遅い :基準より3〜4日遅い
遅い :基準より5〜6日遅い
非常に遅い:基準より7日以上遅い