20日(土)に東シナ海で低気圧が発生し、西日本から雨が降り出します。低気圧はその後、発達しながら日本海を北東に進み、そこからのびる前線が日本列島を通過する見込みです。

低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、雨雲は発達します。ピーク時は強雨や雷雨、突風に注意が必要です。また、太平洋沿岸部を中心に南寄りの風が強まり、北日本では暴風となるおそれがあります。

▼雨、風のピーク　（17日(水)時点の予想）
　九州　　20日(土)夜〜21日(日)朝
　中四国　21日(日)未明〜昼過ぎ
　近畿　　21日(日)昼過ぎ〜夕方
　中部　　21日(日)昼過ぎ〜夜
　関東　　21日(日)夜〜22日(月)未明
　東北　　21日(日)午後
　北海道　21日(日)昼過ぎ〜22日(月)未明

南から初夏の空気が流れ込む影響で、東北から九州の広い範囲で生温い雨となる見込みです。東北や中部の山沿いなど、雪が残る地域では融雪による洪水や雪崩が懸念されます。穏やかな天気のうちにできるだけ雪を片付けておくと安心です。

北海道は降り始めは湿った雪でも、低気圧が接近する21日(月)は雨となります。北海道の太平洋側では多いところで総降水量が100mmとなるおそれがあり、災害の発生に警戒が必要です。路面状態が急激に悪化して交通機関に影響が出る可能性もあるため、最新の情報をこまめに確認してください。
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