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今年のほたるの出現は例年並〜早い予想 関東南部は来週にも出現ピークへ

ウェザーニュース ほたる出現予想2021

2021/05/13 14:22 ウェザーニュース

今年は九州南部では例年より早く梅雨入りし、早くも西日本や東日本の太平洋側を中心に蛍が出現し始めています。 今後は、西日本や東日本では5月下旬までに飛び始め、5月中旬~6月上旬に出現ピークを迎える予想です。

各地で例年並〜早くなる予想

ほたるは、冬の終わり頃から春にかけての気温が高いほど、飛び始める時期も早くなります。
今年の1月前半は寒い日が多かったものの、1月後半以降は寒気の南下が弱く、平年よりも暖かい日が続きました。この先5月から6月にかけても、気温は平年並か平年より高めで経過する見込みです。このため、ほたるの出現は各地とも例年並〜早くなる予想です。

西日本や東日本からは目撃報告も

高知県四万十市(2021年5月7日)
現在、西日本や東日本の太平洋側を中心にほたるが出現し始めています。

今後は、西日本や東日本では5月下旬までに飛び始め、5月中旬~6月上旬にかけて出現ピークを迎える予想です。
北日本では6月上旬~下旬に飛び始め、6月中旬~7月上旬に出現ピークを迎える見通しです。

ほたるが例年より早く出現するところは、ピーク時期のほたるの数が分散されてしまうため、ピーク時期の飛翔数は例年に比べるとやや少なくなる可能性があります(場所や当日の天気によって変わることがあります)。
>>都道府県別のほたる出現傾向
また、ほたるの出現は気象的な要因だけでなく、卵や幼虫が生育する川の環境の影響も受けます。川が増水すると卵や幼虫が流されてしまうことがあり、昨年、梅雨末期の大雨や台風などの影響を受けた地域では、今年のほたるの出現数が減少する可能性があります。
>>全国のほたるスポット情報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
季の風さん