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暖かさでつぼみはすくすく生長 靖国神社では昨年に並び最も早く開花

さくらプロジェクト 第3回つぼみ調査

2021/03/29 13:49 ウェザーニュース

桜の開花日をより高い精度で予想するため、3/12(金)~3/14(日)にかけて、今シーズン第3回目のつぼみ調査を実施しました。
全国から4,328通のつぼみ報告がありました。たくさんのご参加ありがとうございました。

つぼみの生長はかなり早く進む

■エリアの傾向
▼「先が黄色に」以上の割合
    今回   前回(3/5-7) 昨年(3/12-14)
九州  81%   46%    64%
四国  95%   57%    75%
中国  86%   51%    80%
近畿  87%   47%    76%
東海  84%   49%    71%
関東  87%   64%    88%
甲信  75%   40%    82%
北陸  73%   55%    80%
東北  55%   35%    68%
北海道  4%    0%      6%

▼「先がピンクに」以上の割合
    今回   前回(3/5-7) 昨年(3/12-14)
九州  34%    3%    5%
四国  28%    4%    7%
中国  23%    1%    4%
近畿  14%    1%    5%
東海  13%    1%    5%
関東  19%    2%    35%
甲信  11%    0%    6%
北陸  4%      2%    4%
東北  3%      0%    1%
北海道 4%      0%    0%

桜予報担当より

今回の調査結果

西日本や東日本は低気圧の通過で天気の崩れる日はありましたが、晴れて春の陽気となった日が多くなりました。このため、つぼみの生長はかなり早く進んだようです。

「先が黄色に」や「先が緑に」が多くなり、「先がピンクに」のつぼみが前回と比較すると大幅に増加しています。また、「花びらが見えた」や「花の軸が伸び切った」となったつぼみが現れ始めており、開花を迎えたつぼみもありました。
東北でも「先が黄色に」以上が半数を超えて、つぼみの生長が始まっていることが分かりました。
北海道ではまだ「小さく硬い」つぼみが多く、まだつぼみの生長は始まっていない模様です。

今後の予想

先週のつぼみ調査の結果から大きく変化が現れ、西日本や東日本では開花を迎えたつぼみもでてきました。
3月後半は日差しが届くと、桜のつぼみの生長がグッと進むような春の暖かさになります。一時的に寒の戻りで気温が下がり、つぼみの生長が足踏みすることもありますが、順調に生長が進んでいく見込みです。まもなく桜の開花を迎える所もある見込みのため、一気に桜が生長する可能性があります。目を離した隙に、開花してしまうといったことが無いよう、こまめにつぼみのチェックは必要です。
北日本では東北でも変化が見られ始めましたが、北海道で変化がはっきりと見られ始めるのは3月下旬以降となりそうです。
(桜予報担当:有岡)

現在のつぼみの様子

愛知県春日井市(3/14)
「先っぽがピンクになって来ました🎵

今年は早そうですね~😃」(woodstockさん)
大阪府茨木市(3/14)
「こんにちは👋😃
マイ桜。
なかなか来れないうちに、随分と進んで、どんどん先が割れて、ちょこっとピンクも見え始めました。
ここからいくつかの花に分かれて、軸が伸びてきますね😄」(ひいらぎさん)
福岡県福岡市(3/14)
「花が開くのはもう間近!何だか愛おしいです。」(福岡県福岡市博多区の空さん)

一本の桜とともに特別な春を…♪

ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っており、今年で16年目。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?