9割の人が春に眠気
ウェザーニュースで「この時期、昼間に眠くなる?」というアンケート調査をしたところ、「よくなる」が48%、「たまになる」が42%という結果に。なんと9割の人が、春の眠気に襲われたことがあるそうです。
眠気が強くなって気だるくなってしまうという人のために、今回は一足早く「春の不眠対策」をお届けしましょう。
眠気が強くなって気だるくなってしまうという人のために、今回は一足早く「春の不眠対策」をお届けしましょう。
どうして春は眠りづらいのか
一般に、春は眠れる季節だと思われています。「春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚えず」と言われるように朝起きるのはつらいし、昼間もすぐに眠気が襲ってきます。
「春の眠気は、夜にぐっすり眠れていないから」と意外な真実を教えてくれるのは、睡眠コンサルタントの友野なおさんです。
「私たちの体が環境に適応し、良質な睡眠をとるためには、自律神経のバランスが欠かせません。バランスがいいときの自律神経は、寒ければ血管を収縮させて体温を保ち、暑ければ汗をかいて体温を下げてくれます。ところが春は、日によって寒暖差が大きいので、自律神経のバランスが失われがちです。
春特有の花粉も、安眠を妨害します。鼻が詰まって口呼吸になるので口内が乾き、睡眠中に健康な呼吸ができません。また、眠気をもたらす薬を飲むと、睡眠と覚醒のリズムが崩れてしまうこともあります」(友野さん)
つまり睡眠が不足しているので、春の朝は起きづらく、春の昼は眠くなるというのです。
「春の眠気は、夜にぐっすり眠れていないから」と意外な真実を教えてくれるのは、睡眠コンサルタントの友野なおさんです。
「私たちの体が環境に適応し、良質な睡眠をとるためには、自律神経のバランスが欠かせません。バランスがいいときの自律神経は、寒ければ血管を収縮させて体温を保ち、暑ければ汗をかいて体温を下げてくれます。ところが春は、日によって寒暖差が大きいので、自律神経のバランスが失われがちです。
春特有の花粉も、安眠を妨害します。鼻が詰まって口呼吸になるので口内が乾き、睡眠中に健康な呼吸ができません。また、眠気をもたらす薬を飲むと、睡眠と覚醒のリズムが崩れてしまうこともあります」(友野さん)
つまり睡眠が不足しているので、春の朝は起きづらく、春の昼は眠くなるというのです。
春の不眠を撃退する「筋弛緩運動」
睡眠改善において推奨される「筋弛緩運動」は、1セットたった10秒でスムーズな入眠を実現する手軽なメソッドです。
その方法をご紹介しましょう。
(1)両足を軽く開いて椅子に座り、足の裏を床に着けて目を閉じます。
(2)両手をグーににぎり、両足のつま先を天井に向けて、全身にグゥーッと力を入れます。この状態を5秒間キープしてください。
(3)次に息をフーッと吐きながら全身の力を抜き、脱力した状態を5秒間キープします。
この合計10秒間の動きを、就寝前に3~5回繰り返すのが「筋弛緩運動」です。ベッドに入ったあと「眠れないな」と思ったら、横になった姿勢のままで行ってもOK。全身の筋肉のこわばりが取れるだけでなく、心の緊張もほぐれて、優しい眠りが訪れます。
わずか1分間ほどのこの運動が、身体全身、そして心の緊張やこわばりを解きほぐし、リラックス状態へと導いてくれるのです。みなさんもぜひ、試してみてください。
質の高い睡眠がとれるようになると、起きるときのつらさや昼間の眠さと無縁になり、春のスタートダッシュが気持ちよく切れるのではないでしょうか。
>>ウェザーニュース記事一覧
その方法をご紹介しましょう。
(1)両足を軽く開いて椅子に座り、足の裏を床に着けて目を閉じます。
(2)両手をグーににぎり、両足のつま先を天井に向けて、全身にグゥーッと力を入れます。この状態を5秒間キープしてください。
(3)次に息をフーッと吐きながら全身の力を抜き、脱力した状態を5秒間キープします。
この合計10秒間の動きを、就寝前に3~5回繰り返すのが「筋弛緩運動」です。ベッドに入ったあと「眠れないな」と思ったら、横になった姿勢のままで行ってもOK。全身の筋肉のこわばりが取れるだけでなく、心の緊張もほぐれて、優しい眠りが訪れます。
わずか1分間ほどのこの運動が、身体全身、そして心の緊張やこわばりを解きほぐし、リラックス状態へと導いてくれるのです。みなさんもぜひ、試してみてください。
質の高い睡眠がとれるようになると、起きるときのつらさや昼間の眠さと無縁になり、春のスタートダッシュが気持ちよく切れるのではないでしょうか。
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