12日に福岡、15日に東京で開花へ
2021年のソメイヨシノの開花は、全国的に平年より早い予想です。
平年より10日前後早いところが多く、記録的な早さとなるところもある見込みです。昨年と比べると東日本や北日本では同じくらいのところが多く、昨年記録的に早く開花した関東や東北では、やや遅くなる見込みです。
西日本では昨年よりも早く、 特に昨年暖冬の影響で休眠打破が遅れた九州南部では、非常に早くなる予想です。
現在の桜のつぼみの生長は、開花が早かった昨年と同じかやや早いペースで進んでいます。今後の気温も平年より高い見込みで、天気はぐずつくことがあるものの晴れて暖かくなる日が多くなり、つぼみの生長は一気に加速します。
特に九州北部を中心に生長が加速し、全国に先駆けて今週末の12日(金)に福岡から開花がスタートします。週明けの15日(月)には東京、長崎でも開花し、16日(火)には横浜、名古屋、佐賀が続きます。福岡と名古屋では、1953年の観測開始以来最も早い開花となり、東京でも記録的な早さとなった昨年に匹敵する早さで開花する見込みです。
北日本では、3月は寒気の影響で日本海側を中心に雪や雨が降るものの、下旬ほど晴れる日が増える見込みです。4月は発達した低気圧の影響を受けますが、北海道では開花直前の4月下旬ほど晴れそうです。3月から4月の気温は平年より高い予想で、つぼみの生長は順調に進みます。
3月31日に仙台、福島から開花を迎え、4月下旬には桜前線が北海道に上陸します。4月26日に札幌で開花し、5月11日には釧路でも開花を迎える予想です。
平年より10日前後早いところが多く、記録的な早さとなるところもある見込みです。昨年と比べると東日本や北日本では同じくらいのところが多く、昨年記録的に早く開花した関東や東北では、やや遅くなる見込みです。
西日本では昨年よりも早く、 特に昨年暖冬の影響で休眠打破が遅れた九州南部では、非常に早くなる予想です。
現在の桜のつぼみの生長は、開花が早かった昨年と同じかやや早いペースで進んでいます。今後の気温も平年より高い見込みで、天気はぐずつくことがあるものの晴れて暖かくなる日が多くなり、つぼみの生長は一気に加速します。
特に九州北部を中心に生長が加速し、全国に先駆けて今週末の12日(金)に福岡から開花がスタートします。週明けの15日(月)には東京、長崎でも開花し、16日(火)には横浜、名古屋、佐賀が続きます。福岡と名古屋では、1953年の観測開始以来最も早い開花となり、東京でも記録的な早さとなった昨年に匹敵する早さで開花する見込みです。
北日本では、3月は寒気の影響で日本海側を中心に雪や雨が降るものの、下旬ほど晴れる日が増える見込みです。4月は発達した低気圧の影響を受けますが、北海道では開花直前の4月下旬ほど晴れそうです。3月から4月の気温は平年より高い予想で、つぼみの生長は順調に進みます。
3月31日に仙台、福島から開花を迎え、4月下旬には桜前線が北海道に上陸します。4月26日に札幌で開花し、5月11日には釧路でも開花を迎える予想です。
「先がピンクに」なったつぼみも
全国2,885本の桜(うちソメイヨシノ2,280本) の「全国つぼみ調査」(※)の結果、現在のつぼみの生長は、西日本を中心に昨年よりもやや早いペースで進み、東日本では昨年とほぼ同じペースで生長していることがわかりました。
この一週間は高気圧と低気圧が交互に通過して、天気は周期的に変化しました。低気圧が通過した後は寒気が流れ込み寒くなった日がありましたが、高気圧に覆われて日差しの届いた日は気温が上がって春の陽気となり、つぼみの生長が進みました。このため、西日本や東日本では「先が緑に」が増えて、「先がピンクに」の報告も出てきています。
北日本でも暖かい日はありましたが、まだつぼみの生長を進めるほどの気温には届かず、ほとんどのつぼみが「小さく硬い」状態です。
ただ、東北南部では少しずつ生長が進み、「先が緑に」以上の報告も届き始めました。過去の例を参考にすると、つぼみの変化がはっきりと表れ始めるのは、東北で3月中旬、北海道で3月下旬となりそうです。
※2021年3月5〜7日にウェザーニュースアプリ内で実施
この一週間は高気圧と低気圧が交互に通過して、天気は周期的に変化しました。低気圧が通過した後は寒気が流れ込み寒くなった日がありましたが、高気圧に覆われて日差しの届いた日は気温が上がって春の陽気となり、つぼみの生長が進みました。このため、西日本や東日本では「先が緑に」が増えて、「先がピンクに」の報告も出てきています。
北日本でも暖かい日はありましたが、まだつぼみの生長を進めるほどの気温には届かず、ほとんどのつぼみが「小さく硬い」状態です。
ただ、東北南部では少しずつ生長が進み、「先が緑に」以上の報告も届き始めました。過去の例を参考にすると、つぼみの変化がはっきりと表れ始めるのは、東北で3月中旬、北海道で3月下旬となりそうです。
※2021年3月5〜7日にウェザーニュースアプリ内で実施
桜の開花時期について
桜の開花時期は、年々早まる傾向にあり、東京で2011年〜2020年の過去10年間に平年の開花日よりも遅く開花したのは、2011年と2012年のわずか2回となっています。
これは、近年の気候変動や都市化の影響、さらに桜の老齢化も関係していると言われています。
桜の木は、樹齢を重ねるほど開花時期が早くなる傾向があります。このため気象庁では、開花や満開の状況に応じて標本木の代替わりなども行っていますが、気温が平年並に経過した年でも、開花時期が平年よりも早くなることがあります。
このような背景を踏まえ、ウェザーニューズの桜開花予想では、平年の開花日に加え、より最近の開花傾向を反映した例年の開花日を掲載しています。
※本記事では、開花について以下のように定義しています。
平年:1981年〜2010年の平均値
例年:2016年〜2020年の平均値
非常に早い:基準より7日以上早い
早い :基準より5〜6日早い
やや早い :基準より3〜4日早い
並 :基準との差が2日以内
やや遅い :基準より3〜4日遅い
遅い :基準より5〜6日遅い
非常に遅い:基準より7日以上遅い
これは、近年の気候変動や都市化の影響、さらに桜の老齢化も関係していると言われています。
桜の木は、樹齢を重ねるほど開花時期が早くなる傾向があります。このため気象庁では、開花や満開の状況に応じて標本木の代替わりなども行っていますが、気温が平年並に経過した年でも、開花時期が平年よりも早くなることがあります。
このような背景を踏まえ、ウェザーニューズの桜開花予想では、平年の開花日に加え、より最近の開花傾向を反映した例年の開花日を掲載しています。
※本記事では、開花について以下のように定義しています。
平年:1981年〜2010年の平均値
例年:2016年〜2020年の平均値
非常に早い:基準より7日以上早い
早い :基準より5〜6日早い
やや早い :基準より3〜4日早い
並 :基準との差が2日以内
やや遅い :基準より3〜4日遅い
遅い :基準より5〜6日遅い
非常に遅い:基準より7日以上遅い
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
フェレットさん
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