東京で20℃を上回るなど気温が上がっている関東は、スギ花粉の飛散が多くなっています。空中に拡散されたスギ花粉によって太陽の光が回折することで現れる虹色現象が、花粉光環です。

太陽の周囲を囲むように、幾重にも虹色の環が見られるのが特徴で、花粉の飛散量が多いとはっきりと見られます。

太陽から少し離れた所に現れた虹色の帯は、上部タンジェントアークです。ハロ（日暈）などと同じように、上空高い所に広がる雲を構成する氷の粒が、太陽の光を屈折されることで見られます。

タンジェントアークはハロに比べて、はっきりと虹色が現れることが多い現象です。花粉光環とアークは、太陽の光の曲げ方が異なるため、現れる位置に違いが出ます。

明日7日(日)は今日より雲が少なくなり、花粉の飛散量が少し落ち着くため、どちらの虹色現象も現れにくくなる見込みです。
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