facebook line twitter mail

北海道太平洋側で”雨氷” 木々が氷でコーティングされる

2021/03/02 09:51 ウェザーニュース

今日2日(火)の北海道は低気圧の通過に伴い、全道的に雪や雨が強まっています。太平洋側の一部では”雨氷”が観測されました。

北海道日高町で、木の枝が氷でコーティングされた様子が見られました。これは”雨氷”と呼ばれる現象です。雨氷は過冷却状態(氷点下になっても凍っていない)の雨が、木や地面などの物体に付着して凍結することです。

雨氷とは?

雨氷とは?
雨氷は雪や氷の粒が、上空の0℃以上の領域を通過して一旦溶けたあと、再び氷点下となった後も、凍結せずに水滴のまま落ちてきたときに起こることがあります。

今日の日高町は朝から氷点下の気温が継続していますが、上空には0℃以上の比較的暖かな空気が流れ込んでいるため、雨氷が見られました。

道内の広い範囲で大雪

太平洋沿岸では雨やみぞれの所が多い一方で、内陸部では断続的に強い雪が降っています。9時までの6時間で降った雪の量は、帯広市で19cm、旭川市で14cmに達し、短時間で積雪が急増している状況です。帯広市の積雪は昨日の朝の28cmから54cmへと増加しました。

これから夕方にかけても強い雪の降りやすい状況が続き、さらに30cmを超える新たな雪の積もるおそれがあります。積雪の急増に伴う路面状況の著しい悪化や、屋根からの落雪、山間部での雪崩などに警戒が必要です。
» GPS検索 ピンポイント予報
» このあとの積雪予想を確認(会員限定)

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
**final_kiss**さん