関東など東北〜中国エリアでハロが出現!
天気下り坂のサイン
2021/03/01 12:57 ウェザーニュース
今日1日(月)は雲の隙間から日差しが届いていて、東北~中国エリアの広い範囲は虹色の輪ハロが出現しています。
「ハロ」とは、暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。
薄雲の中の氷の結晶によって太陽の光が屈折されて、虹色や白っぽく見られるもので、視野半径角22度のところに現れます。
通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて(屈折して)、光の強い部分が環状に見えています。プリズムを通った光が虹色に分かれるのと同じ原理です。
このあとは天気下り坂に
今回のハロは現在、朝鮮半島付近を通過している低気圧前線の影響で薄雲が広がり発生しているものと考えられます。明日2日(火)は低気圧が発達しながら本州を通過するため、全国的に雨風が強まり荒れた天気になります。今回のハロはゆっくり天気下り坂のサインと言えそうです。