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花月、竹秋、弥生・・・春の息吹を表す3月の異名

2021/03/01 04:52 ウェザーニュース

いよいよ3月が始まりました。

3月の異名と言えば「弥生」が最も一般的ですが、これ以外にも季節が春へと向かう時期らしい華やかな呼び名がいくつもあります。

春の息吹がみなぎる

「弥生(やよい)」は、木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月が短くなったと言われ、他の月の異名とは違い他の説はあまり聞かれないようです。

その他の異名である花月(かげつ)、桜月(さくらづき)、早花咲月(さはなさきつき)、花見月(はなみづき)は、花や桜などの漢字が入っており、柔らかな春を連想させます。

3月3日雛祭りがある月という意味の雛月(ひいなつき)。

春はカイコを孵化させ養蚕を始める時期ということから蚕月(さんげつ)という呼び方もあります。

竹秋(ちくしゅう)という、一見「秋」を思い起こさせる呼び名もあります。
これは、春に竹の葉が黄色く色づき、竹にとっては秋にあたるという意味があるようです。


これからは少しずつ寒さが緩み、過ごしやすくなる季節。呼び方にあるような春の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。
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参考資料など

【参考】国立国会図書館 https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s8.html