2月の満月「スノームーン」 各地で観測
2021/02/28 07:03 ウェザーニュース
アメリカでは2月の満月は「スノームーン」と呼ばれるそうです。27日(土)夜は晴れているエリアが多く、今朝にかけて各地で明るい満月が見られました。
月の周りにハロが出現
今日27日(土)夜も移動性の高気圧に覆われて、広い地域で晴れるところが多い見通しです。
ただし、高気圧の周囲を吹く風の影響を受ける、北海道の日本海側~オホーツク海側、紀伊半島、四国、九州では雲が広がりやすくなります。
西日本は早い時間ほど観測できる可能性が高いですが、奄美~沖縄地方は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、観測は難しそうです。
夜は一段と寒くなるため、観測は暖かくして安全を確保した上で行うようにしてください。
2月の満月、アメリカでは”Snow Moon”
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
2月は”Snow Moon(雪月)”です。2月は、「寒さが厳しく大地の多くが雪に覆われる季節」にちなんで名付けられています。
現象おさらい 満月とは
月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。
そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。
地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)