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3月は低気圧発達で嵐のスタート 雨や雪、風の強まりに警戒

2021/02/27 18:17 ウェザーニュース

週明けの3月スタートは全国的に春の嵐となる見込みです。2日(火)頃に低気圧が発達しながら日本列島を通過し、全国的に強い風が吹き荒れます。雨や雪の強まる所もあり、警戒が必要です。

2日(火)は全国的に強い風が吹き荒れる

3月1日(月)~2日(火)の上空の風の予想

1日(月)に黄海を進む低気圧は、2日(火)になると日本海に達します。南からは春の暖かな空気、北からは冬の冷たい空気が流れ込んで、温度差によって急速に発達する予想です。

低気圧や前線の接近時は南風、通過後は北風が強く吹き、局地的には最大瞬間風速が20~30m/sに達するおそれがあります。外出時は飛来物や横殴りの雨に注意し、電車の遅延など交通機関への影響も予めご確認ください。

北海道は低気圧の進路により雨雪が変化

3月2日(火)の予想天気図
低気圧や前線の周辺では雨雲、雪雲が発達し、雷を伴って短時間に強く降ることがあります。特に低気圧が近くを通る北海道は注意が必要です。現時点の予想では低気圧の進路が南北にずれる可能性があり、それにより雨か雪かが大きく変化します。

低気圧が北よりに進んだ場合は南からの暖かな空気が流れ込みやすく、広い範囲で雨となる見込みです。まとまった雨が降り、気温の上昇で雪解けも進むため、道路冠水や河川の増水、山間部での雪崩などに注意する必要があります。

南よりに進んだ場合は、冷たい空気が流れ込んで、湿った雪の範囲が広がります。太平洋側を中心に大雪となる可能性もありますので、最新の情報を確認するようにしてください。
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