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空に重なる長い飛行機雲 この後の天気の崩れを示唆

2021/02/25 11:17 ウェザーニュース

今日25日(木)も穏やかに晴れている西日本の上空に、長く伸びる飛行機雲が現れています。特に大阪府や兵庫県など近畿からは何本もの飛行機雲が重なるように見られました。

飛行機が飛んでいる高度の湿度が高くなっていることを示しており、青空の中にも西から近づく前線の影響が現れ始めています。

長く伸びる飛行機雲は天気下り坂のサイン

飛行機雲と天気
氷の粒でできた飛行機雲は、空気が乾いているときは、すぐに周囲の空気と混ざって消えてしまいます。

逆に、飛行機雲が現れていつまでも消えないときは、上空の空気が湿っているということになります。

低気圧が接近するときは、地上よりも上空高いところから、湿った空気に覆われ始めることが多いのです。そのため、上空高いところが湿ってきて、飛行機雲が長く残ると雨が近づいているサインととらえることができます。

夜遅くには九州から中四国にかけて雨の降り出す所が多く、明日は近畿でも雨となる予想です。今日の長く伸びる飛行機雲は典型的な天気下り坂のサインと言えます。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
赤い仮面は謎の人 さん