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かじかんだ手の血流アップ 手を効果的に温める「冷え取りマッサージ」

2021/02/25 08:48 ウェザーニュース

ここ数日は冬の寒さが戻っていますが、寒さで手がかじかんだときに、両手をこすり合わせて摩擦で手を温めようとしたことはありませんか?

実は簡単なマッサージで、より効果的に冷えを取ることができるそうです。すぐに効果を実感できるので、冷えやこわばりが気になるとき、水で手を洗った直後などに実践してみてください。

全4工程の簡単マッサージ

源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生が簡単にできる手の「冷え取りマッサージ」を教えてくれました。

「まず最初に中指を反対側の手でつかみ、外側へ反らします。中指のツボは心臓と関係していますので、刺激することで滞った血流を覚ましてあげましょう。

次に各指の爪の生え際の両脇を刺激します。爪の生え際にはそれぞれツボがあり、まとめて井穴(せいけつ)と呼ばれています。名の通り、気(身体を動かすエネルギー)が出る出発点なので、ここを揉んでおくことで、手はもちろん、身体全体が温まりやすくなります。痛いところは特に念入りに押してください。

指を刺激した後は、こぶしにうつります。手を組んだ状態でグッと握り、指と指の間を刺激します。指と指の間にあるツボ、八関(はっかん)を10秒ほど押してあげてください。ここを刺激すると、指先に血が届きやすくなります。

最後に、手のひらの真ん中で、指を組んだ時に中指が当たるところにある労宮のツボを押します。八関を刺激した状態から親指だけ労宮へ移動させ、指圧すればよいでしょう。ストレス緩和のツボで、緊張をほぐし手全体の血流を改善してくれます」(瀬戸先生)

手や指は第二の脳ともいわれるように、手の冷えは脳の疲れに直結しているようです。仕事の合間などにストレス解消を兼ねて、試してみてください。

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