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震度6強の地震があった東北で強雨 土砂災害に警戒

2021/02/15 15:43 ウェザーニュース

今日15日(月)の午後になり、急発達しながら近づく低気圧の影響で、東北で雨が強まってきています。13日(土)夜に発生した最大震度6強の地震の影響で、地盤の緩んでいる可能性がありますので、土砂災害に警戒が必要です。

地震の揺れが強かった地域で強雨に

雨雲レーダー
低気圧の接近に伴って福島県から宮城県にかけては午後になって雨が強まってきました。15時10分までの1時間には、震度6強の強い揺れに見舞われた福島県相馬市で7.0mm、宮城県蔵王町は6.0mm、震度6弱の揺れとなった広野町で18.0mmを観測。仙台市内でも13.0mmと強い雨が降っています。

福島県では18時頃まで、宮城県は20時頃までが雨のピークで、局地的には1時間に30mmを超える激しい雨が降り、総雨量は多い所で100mm近くに達する見込みです。

気象庁は福島県と宮城県で大雨警報および土砂災害警戒情報の発表基準を通常より引き下げて運用しています。普段よりも少ない雨量で災害の発生するおそれがありますので、急な斜面には近づかないとともに、早めの避難を行うようにしてください。

また、上空に暖かな空気が流れ込んでいるため気温が高く、積雪が多い山沿いでも雪ではなく雨になる所がほとんどです。雪崩の危険性が高まりますので、併せて警戒が必要です。
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暴風は明日にかけても続く

16日(火)昼の風の予想
低気圧が急発達するため雨だけではなく風も強まります。夕方から夜にかけては横殴りの雨となりますので、無理な外出は避けた方が良さそうです。

明日は低気圧が北海道からオホーツク海へ進んで冬型の気圧配置が強まるため、雨は落ち着いても風の強い状況は続きます。特に西よりの風が吹き抜けやすい地域では、局地的に30m/s以上の暴風となるおそれがあり、油断が出来ません。すでに福島県、宮城県には暴風警報が発表されています。

地震の被害によりブルーシートなどを利用している場合は、飛ばされないようにしっかりと固定をする必要があります。また、屋根瓦が飛ぶなどの影響が出る可能性もあり、雨が落ち着いた後は風に対する警戒が必要です。
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