爆弾低気圧の通過で東北や北海道は暴風に
現在、紀伊半島の沖を通過中の低気圧は、南から流れ込む暖かく湿った空気と大陸に控えている真冬並みの寒気との温度差によって、急速に発達をしています。
これから午後にかけては三陸沖を北上しながら発達を続ける見込みで、今夜には中心気圧が964hPaとなる予想です。24時間で40hPa以上低下し、「爆弾低気圧」となります。今夜以降もさらに低気圧は勢力を強め、明日16日(火)朝には北海道付近で950hPa前後と台風並みまで発達する見込みです。
13日(土)の地震で大きな被害が出ている東北や北海道では明日にかけて瞬間的に30~40m/s、もしくはそれ以上の暴風が吹き荒れ、荒天となりますので厳重な警戒が必要です。
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東北は土砂災害や雪崩に警戒
13日(土)の地震で震度6弱~6強の強い揺れに見舞われた東北では地盤の緩んでいる可能性があります。福島県から宮城県にかけては低気圧周辺の雨雲が通過する夕方が雨のピークで、局地的には1時間に30mmを超えるような激しい雨が降る見込みです。
気象庁は福島県と宮城県、栃木県では大雨警報および土砂災害警戒情報の発表基準を通常より引き下げて運用しています。普段よりも少ない雨量で災害の発生するおそれがありますので、急な斜面には近づかないとともに、早めの避難を行うようにしてください。
また、上空に暖かな空気が流れ込んでいるため気温が高く、積雪が多い山沿いでも雪ではなく雨になる所がほとんどです。雪崩の危険性が高まりますので、併せて警戒が必要です。
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気象庁は福島県と宮城県、栃木県では大雨警報および土砂災害警戒情報の発表基準を通常より引き下げて運用しています。普段よりも少ない雨量で災害の発生するおそれがありますので、急な斜面には近づかないとともに、早めの避難を行うようにしてください。
また、上空に暖かな空気が流れ込んでいるため気温が高く、積雪が多い山沿いでも雪ではなく雨になる所がほとんどです。雪崩の危険性が高まりますので、併せて警戒が必要です。
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明日以降は一転して冬の嵐に
低気圧がオホーツク海に進んだ後は、日本列島の上空に次第に寒気が流れ込みます。明日16日(火)は一足早く寒気に覆われる北日本で雪になり、強い風が加わって大雪や猛吹雪と冬の嵐になる見込みです。
また、日本海を進む低気圧や前線が通過した後は、西日本や東日本にも寒気が流れ込んで、明後日17日(水)にかけては雪の範囲が広がります。19日(金)頃にかけて冬型の気圧配置が続き、日本海側の各地で大雪となる予想です。寒気が強いため、西日本でも内陸部や山沿いを中心に積雪が予想されますので、雪への備えも早めに行ってください。
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また、日本海を進む低気圧や前線が通過した後は、西日本や東日本にも寒気が流れ込んで、明後日17日(水)にかけては雪の範囲が広がります。19日(金)頃にかけて冬型の気圧配置が続き、日本海側の各地で大雪となる予想です。寒気が強いため、西日本でも内陸部や山沿いを中心に積雪が予想されますので、雪への備えも早めに行ってください。
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