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東京など関東は次第に風雨強まる
地震被害の大きい東北も荒天警戒

2021/02/15 06:29 ウェザーニュース

週の始まりの今日15日(月)は太平洋沿岸と日本海を低気圧が発達しながら進んでおり、近畿や東海で局地的に雨が強まっています。この後は関東や地震被害の大きかった東北でも荒天となる見込みで、警戒が必要です。

活発な雨雲は東海から関東へ

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15日(月)昼の雨・雪の予想
低気圧の通過に伴い朝から広い範囲で雨や雪が降っています。低気圧に向かって南から湿った空気が流れ込んでいる影響で雨雲が発達し、近畿から東海にかけての太平洋側は雨が強まっています。6時までの1時間に三重県御浜町で22.0mm、和歌山県新宮市で17.5mmの強い雨を観測しました。

低気圧周辺の活発な雨雲がこれから昼頃にかけて関東に広がり、次第に雨が強まる見込みです。東京都心や横浜などを含む関東南部の広い範囲で1時間に30mmを超えるような激しい雨の降るおそれがあります。局地的な道路冠水などに十分な注意が必要です。南よりの風も強まり、横殴りの雨となります。
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午後は地震被害の大きい東北で荒天

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15日(月)夜の予想天気図
低気圧は午後になると発達を続けながら進路を北よりに変えて、東北地方のすぐ沖合を北上します。夕方をピークに雨、風ともに強く、荒天となる見込みです。13日(土)に発生した最大震度6強の地震の影響で、地盤の緩んでいる可能性があり、強い雨による土砂災害のおそれがあります。

また、雨に加えて南からの暖かな空気が流れ込むため気温が高く、積雪の多い山沿いでは雪崩の危険性が高まります。急な斜面には近づかないようにしてください。

さらに低気圧が猛発達することで風も強く、夕方以降は沿岸部や西風が吹き抜けやすい地域で、瞬間的には25~30m/sの暴風となる見込みです。風による飛来物や停電などへの備えも必要です。避難をする場合は午前中のうちに済ませるようにしてください。
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