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ひと晩で50cm近く積雪増 今日も北陸など日本海側は大雪や吹雪に警戒

2021/02/09 08:37 ウェザーニュース

今日9日(火)も北日本を中心に冬型の気圧配置が続き、北陸から北の日本海側では雪が降り続いています。

上空には非常に強い寒気も流れ込んでいるため、内陸を中心に大雪に警戒が必要です。風も強まるため、吹雪による視界不良にも注意してください。
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半日で50cm近く積雪が増えたところも

新潟県津南町より(9日(火)7時頃に撮影)
上空に非常に強い寒気が流れ込んでいる影響で、昨夜から北陸や関東北部の山沿いでは雪が強まり、大雪となりました。

今朝6時までの12時間で、群馬県みなかみ町の藤原では44cmも新たに雪が積もり、積雪深が200cmを超えました。そのほか、福島県檜枝岐村の桧枝岐では37cm、富山市の猪谷では36cm、新潟県湯沢町でも35cmもひと晩で積雪が増えています。
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明日にかけてさらに積雪増加

このあとも冬型の気圧配置が続き、北陸から北の日本海側は断続的に雪が降ります。雪のピークは過ぎるものの、一時的に強く降る時間帯があり、積雪はさらに増加する見込みです。

特に北陸や東北の内陸では、発達した雪雲が流れ込みやすく、明日10日(水)朝までに多いところで30cm以上の新たな積雪が予想されています。山間部では雪崩などに警戒をしてください。

また、明日になると北陸の市街地など、西からだんだんと雪が雨に変わってくるので、雪が積もっているところでは路面状況の悪化や屋根からの落雪にも気を付けてください。
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吹雪による視界不良にも警戒を

風向・風速の予想 9日(火)12時
また北海道や東北の沿岸部を中心に風も強くなっています。日付が変わってから、秋田県八峰町の八森では最大瞬間風速で25.0m/sを観測。そのほか、秋田県にかほ市では23.9m/s、山形県酒田市では22.6m/sの最大瞬間風速を観測しました。

上空の寒気が強く、北海道や東北では湿った重い雪というよりは、乾いた雪になっているので、強い風に雪が飛ばされやすくなっています。沿岸部を中心に吹雪による視界不良にも警戒をしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
まだらねこさん