国内:北海道胆振地方中東部で最大震度4の地震
27日(水)14時06分頃、北海道の胆振地方中東部を震源とするマグニチュード5.4、深さ約128kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道新冠町で最大震度の4、千歳市や函館市、青森県階上町など広い範囲で震度3の揺れを観測しています。
今回の地震は、震度7の揺れによって甚大な被害をもたらした、2018年の「平成30年北海道胆振東部地震」と非常に近い震央で発生しました。ただ、胆振東部地震の震源の深さが約37kmだったのに対し、今回は約128kmと深さに大きな違いがあります。また、メカニズムも逆断層型だった胆振東部地震に比べ、横ずれ型に近く、タイプの違う地震です。
胆振東部地震の余震活動はかなり落ち着いており、最近1年間で見ても震度3以上は1回のみ、震度1以上でも6回に留まっています。
今回の地震は、震度7の揺れによって甚大な被害をもたらした、2018年の「平成30年北海道胆振東部地震」と非常に近い震央で発生しました。ただ、胆振東部地震の震源の深さが約37kmだったのに対し、今回は約128kmと深さに大きな違いがあります。また、メカニズムも逆断層型だった胆振東部地震に比べ、横ずれ型に近く、タイプの違う地震です。
胆振東部地震の余震活動はかなり落ち着いており、最近1年間で見ても震度3以上は1回のみ、震度1以上でも6回に留まっています。
世界:オーストラリアの北西海上でM5.6の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は発生しませんでした。最も強い地震はオーストラリアの沖とパナマ付近でそれぞれ発生したマグニチュード5.6です。
30日(土)にオーストラリアの北西沖でマグニチュード5.6、深さ約10kmの地震が発生しました。震央が陸地から離れていたため、揺れによる影響は出ていません。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
この地震の震源はオーストラリアプレートがユーラシアプレートに沈み込んでいる境界からは南に大きく離れており、震源も浅いことから、活断層型に近い種類の地震と見られます。
比較的地震の少ない領域ではありますが、時々マグニチュード5~6クラスの地震が発生しています。最近では2019年7月に今回の震源よりも陸地側でマグニチュード6.6の地震が起きています。
» 関連記事 オーストラリアでM6.6の地震
30日(土)にオーストラリアの北西沖でマグニチュード5.6、深さ約10kmの地震が発生しました。震央が陸地から離れていたため、揺れによる影響は出ていません。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。
この地震の震源はオーストラリアプレートがユーラシアプレートに沈み込んでいる境界からは南に大きく離れており、震源も浅いことから、活断層型に近い種類の地震と見られます。
比較的地震の少ない領域ではありますが、時々マグニチュード5~6クラスの地震が発生しています。最近では2019年7月に今回の震源よりも陸地側でマグニチュード6.6の地震が起きています。
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参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。