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北海道太平洋側で記録的な大雪 わずか3時間で30cm超の積雪増加

2021/01/29 15:07 ウェザーニュース

日本海の低気圧から伸びる前線が通過している北海道は所々で雪が強まっています。「閉塞点」と呼ばれる、周囲から風が集まるような所で特に雪雲が発達し、日高地方から十勝地方にかけての太平洋側は激しい雪です。

1時間に10cmを超えるような雪が降り、11時の時点では積雪が0cmだった浦河町は14時に31cmと積雪が急増しました。浦河町で1日に降った雪の量の記録は1975年に観測した39cmで、わずか3時間でこの記録に迫る、稀に見るような大雪です。(31cmは統計開始以来3位相当)

14時45分現在、浦河町を含む日高地方と十勝地方の一部に大雪警報が発表されています。
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夕方にかけて十勝地方や釧路地方で大雪に警戒

「閉塞点」周辺の発達した雪雲は東に移動しており、夕方にかけては十勝地方から釧路地方にかけて強い雪を降らせる見込みです。局地的には1時間に10cm前後の激しい雪になるおそれがあり、路面状況が急速に悪化することが考えられます。

車の運転中などのわずかな時間でも状況が変化しますので、最新の情報を確認しつつ、安全を心がけてください。

夜になると活発な雪雲は海上に離れ、大雪の峠は越える見込みです。
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