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福岡県などに早くも暴風警報発表 低気圧急発達で夕方以降は荒天に

2021/01/28 10:33 ウェザーニュース

中国大陸から進んできた低気圧が午後にかけて日本海に進み、急速に発達します。昨夜21時には1016hPaだった中心気圧は今夜12時に988hPaまで発達する予想で、いわゆる「爆弾低気圧」となる見込みです。

西日本は日本海側を中心に夕方以降、風が強まり、沿岸部では瞬間的に30m/sを超えるような暴風となるおそれがあります。福岡県や山口県などには早くも暴風警報が発表され、早めの警戒が必要です。

暴風により列車の運行に影響も

暴風によって福岡県や山陰エリア、瀬戸大橋線などの列車の運行に影響の出る可能性があります。夕方以降に移動を予定されている場合は最新の交通情報もご確認ください。
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明日~30日(土)は冬の嵐に

雪・風のピーク時間帯
低気圧は明日になると北日本に近づき、30日(土)にかけて冬の嵐となる見込みです。上空には強い寒気が南下し、北陸から北日本の日本海側を中心に大雪が予想されます。29日(金)~30日(土)の2日間で新たに積もる雪の量は、北陸や東北、北海道の内陸・山沿いで50cmを超え、多い所では1m近くに達するおそれがあります。

雪だけではなく風も吹き荒れ、瞬間的に30~40m/s、低気圧に近い東北北部では局地的にそれ以上の暴風が予想されます。猛吹雪によるホワイトアウトによって移動が困難になることが考えられますので、雪や風のピーク時間帯の移動は避けるようにしてください。

北海道の道東など北日本で強い風が海から吹き込む地域は、低気圧による気圧の低下が加わることで高潮の危険性もあります。沿岸での浸水にも念のため注意が必要です。
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