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今夜は2021年最初の満月「ウルフムーン」

2021/01/28 07:24 ウェザーニュース

1月は29日(金)午前4時17分頃に満月を迎えます。

アメリカでは「ウルフムーン」と呼ばれるそうです。

今年最初の満月を楽しみたいところではありますが、観測のチャンスは一部地域に限られそうです。

今夜の天気

本州付近を前線が通過するため、満月を見るには残念ながら厳しい条件ですが、北海道の道北や北陸から近畿周辺、四国や九州の太平洋側では早い時間に観測のチャンスがあります。

関東周辺は別の低気圧の影響で曇りや雨となるため、見えにくい状況となります。ただ、29日(金)の明け方にかけては雲の隙間から満月が顔を覗かせるかもしれません。

夜は一段と寒くなるため、観測は暖かくして安全を確保した上で行うようにしてください。
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1月の満月、アメリカでは”Wolf Moon”

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

1月は”Wolf Moon(狼月)”です。1月は、「真冬の食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠え」にちなんで名付けられています。

現象おさらい 満月とは

月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。

そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。

地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
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