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今が旬、カリフラワーの栄養は? ブロッコリーと何が違う?

2021/01/27 06:28 ウェザーニュース

冬が旬のカリフラワーとブロッコリー。新鮮なものが店頭に並ぶ時季になりました。両者は色こそ違いますが、形が似ていて、サラダやソテーなど食べ方にもあまり違いがないように思います。どのような違いがあるのでしょうか。詳しい話を野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。

両者とも祖先はキャベツ

「カリフラワーもブロッコリーも、アブラナ科アブラナ属のキャベツの仲間で、キャベツの変種です。株に少しついている葉を見ると、キャベツに近いことがわかります。

そして、カリフラワーはブロッコリーが突然変異してつぼみが白くなったものだとも言われているので、もとは一緒で形が似ているのです。ともに旬が11月から3月で、今の時季は特に甘みが強くおいしくなります」(吉田さん)

ビタミンCやカリウムが豊富

カリフラワーにはどのような栄養が含まれているのでしょうか?

「免疫力を高めたり、美肌に効果的とされるビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは茎にも含まれているので、茎も捨てずに活用しましょう。

また、ビタミンC以外にもビタミンK、ビタミンB6などのビタミン類や、食物繊維も含まれています。さらに、体内の余分な塩分を排泄してくれるカリウムが豊富に含まれるので、高血圧予防にも役立ちます。

カリフラワーはカロリーが低いのでダイエット食としても注目されています。細かく刻んでご飯代わりにしたダイエット食が一時流行しました。見た目がごはんに似ているのに、カロリーが低いことを利用したものです。

加熱しても栄養が流出しにくい?

オススメの調理法も伺いました。

「カリフラワーは生でも食べられるので、サラダやマリネにすると、シャキシャキとした食感が楽しめます。また、熱に強く、ゆでても栄養が流出が少ないという特長があります。ソテーやグラタンなどにむいていて、ゆでてから熱いままタマネギやキュウリなどとピクルスにしておくと、保存がきいて便利です。色が白く、クセが少ないので茶碗蒸しなど和風料理にもおすすめです。

逆にブロッコリーはビタミンCが壊れやすいので、ゆでる場合はあらかじめ沸騰させたお湯でさっとゆで上げるようにしましょう。こうすると色が鮮やかで食感もシャキシャキします。肉料理の付け合わせやサラダなどにすると、いろどりもよくなります」(吉田さん)

今が旬のカリフラワーとブロッコリーは、調理法にも違いがありました。どちらも栄養価が高いので、上手に調理してより効果的にいただきましょう。
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