摘んだ時期で見た目も味も変わる
産地によっても異なりますが、養殖した海苔が収穫されるのは、海水温が下がる11月下旬から4月初旬までで、このうちもっとも品質が良いのは11月終わりの『初摘み』から1月ぐらいまでとされているようです。
「一般的に2月以降になると、だんだん色や味が落ちていきます。海苔には『優等』から『七等』までの等級がありますが、初摘みから1月ぐらいまでに摘まれた海苔は若い海苔で、『優等』など高い等級のものが多いのです。
等級の高い海苔は、色が漆黒でツヤがあり、海苔本来の香りが高く、口の中でとろけるような旨みがあります。今、出回っている『新海苔』といわれるものは、この冬の一番よい時期に摘まれたもので、おすすめです。海苔好きな方は『新海苔』を待ち焦がれるほどだそうです」(柴田さん)
「一般的に2月以降になると、だんだん色や味が落ちていきます。海苔には『優等』から『七等』までの等級がありますが、初摘みから1月ぐらいまでに摘まれた海苔は若い海苔で、『優等』など高い等級のものが多いのです。
等級の高い海苔は、色が漆黒でツヤがあり、海苔本来の香りが高く、口の中でとろけるような旨みがあります。今、出回っている『新海苔』といわれるものは、この冬の一番よい時期に摘まれたもので、おすすめです。海苔好きな方は『新海苔』を待ち焦がれるほどだそうです」(柴田さん)
タンパク質が豊富、ビタミンAもたっぷり
海苔巻きや海苔のおにぎりはとても美味しいですが、栄養はあるのでしょうか。
「海苔は全体の3~4割が非常に良質なタンパク質で構成されています。また、全型の焼き海苔1枚(約3g)には、体内に取り込まれると乾燥肌や肌荒れ、風邪の予防などに効果があるビタミンAに変わるβ-カロテンが卵1個分以上、成人男子が1日に必要とする摂取量の約4分の1を補うことができます。
食物繊維も豊富で、全体の約3割が食物繊維です。そのうち、海苔だけに含まれる水溶性食物繊維であるポルフィランは、血中のコレステロールを下げたり、腸内環境を整える効果があるといわれています。さらに、赤血球の合成に大きく関わり、貧血を防ぐ効果がある葉酸は、100gあたりの含有量でみれば、鶏レバーと並んでトップクラスです。
抗酸化作用があるビタミンCも含まれますが、海苔のビタミンCは熱に強いのが特徴なので、加熱調理しても無駄なく摂取することができます。また、グルタミン酸とアスパラギン酸という旨み成分を含んでいるので、噛むほどにおいしさが広がるのです」(柴田さん)
いまの時期だけ出回る「新海苔」を見つけて、旬の味をおいしくいただきましょう。
>>ウェザーニュース記事一覧
「海苔は全体の3~4割が非常に良質なタンパク質で構成されています。また、全型の焼き海苔1枚(約3g)には、体内に取り込まれると乾燥肌や肌荒れ、風邪の予防などに効果があるビタミンAに変わるβ-カロテンが卵1個分以上、成人男子が1日に必要とする摂取量の約4分の1を補うことができます。
食物繊維も豊富で、全体の約3割が食物繊維です。そのうち、海苔だけに含まれる水溶性食物繊維であるポルフィランは、血中のコレステロールを下げたり、腸内環境を整える効果があるといわれています。さらに、赤血球の合成に大きく関わり、貧血を防ぐ効果がある葉酸は、100gあたりの含有量でみれば、鶏レバーと並んでトップクラスです。
抗酸化作用があるビタミンCも含まれますが、海苔のビタミンCは熱に強いのが特徴なので、加熱調理しても無駄なく摂取することができます。また、グルタミン酸とアスパラギン酸という旨み成分を含んでいるので、噛むほどにおいしさが広がるのです」(柴田さん)
いまの時期だけ出回る「新海苔」を見つけて、旬の味をおいしくいただきましょう。
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