facebook line twitter mail

九州でひつじ雲が出現 明日22日(金)にかけて天気下り坂

2021/01/21 11:37 ウェザーニュース

今日21日(木)は全国的に晴れている所が多くなっているものの、九州では雲が増えてきました。

「ひつじ雲」や縞模様のような「波状雲」が見られています。
雲のできる高さによって名前がついていて、今日見られている雲は高積雲(ひつじ雲)や、それよりも空の低いところにできる層積雲とみられます。

よく、ひつじ雲と一緒に見られる雲に「うろこ雲」と呼ばれるものがありますが、今日は空高いところに広がるうろこ雲(巻積雲)はあまり見られていません。

指を使えば簡単に見分けられる!?

発生する高さが違いということは、地上にいる私たちからの距離も異なってきます。そのため、見かけの大きさでも判断することが可能と言われています。

手を伸ばして、小指または人差し指を1本立てます。雲の塊が小指に隠れた場合は、上空の高いところにできる巻積雲(=うろこ雲)の可能性が高くなります。一方、雲の塊が人差し指からもはみ出してしまうようであれば、高積雲(=ひつじ雲)ということになります。

明日にかけて天気下り坂

ひつじ雲が見られた後は、天気が下り坂に向かうといわれることがあります。今日の場合も、本州付近を覆っている高気圧が次第に東に移り、東シナ海からは前線が進んでくるため天気はゆっくり下り坂で、明日22日(金)は西日本で広く天気が崩れます。

今日は雲が多めながらも過ごしやすい陽気で、明日も雨の割には比較的気温が高めとなる見込みです。
>>GPS検索 週間天気予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ほのかいちごさん