寒さから血行の調整にトラブルが
緊張したときや運動しているときなど、顔が赤くなるのは自然なことです。しかし、冬は目立って頬が赤くなることがありますが、なぜなのでしょうか。
「頬が赤くなる理由は様々ありますが、多いのは血行の調整不良により皮膚の下の毛細血管が拡がることによるものです。原因は、寒暖差による刺激です。
皮膚のすぐ下の血管は、寒いときには縮み、暖かいときには拡がります。冬は暖房をきかせるために寒暖差が大きくなり、こうした刺激が繰り返されるうちに、血管が拡がった状態になり、赤く見えるのです。しもやけが赤くなるメカニズムと似ています。
外出するときは、マフラーなどで寒さ対策をしましょう。マスクにもある程度の保温効果がありますが、冷気を感じるなら上にもう1枚重ねてもいいでしょう」(野村先生)
何気なくしている生活習慣が、刺激となっている可能性もあるようです。
「冷たい水で顔を洗ったり、逆に顔が冷えた状態でいきなり熱めのお湯を使うなどしていないでしょうか。ぬるま湯から少しずつ温度を上げたり、手が冷えていたら手も温めるなどしましょう。化粧水をつけるときも、手で少し温めてからがよいですね」(野村先生)
寒さで手足が冷えやすくなりますが、これも頬の赤みにつながる場合があるといいます。
「もう一つ多い原因には、身体の末端の冷えがあります。冷え性や手足に冷えを感じやすい人は、逆に顔がほてってあたたかい状態になることがあります。漢方でいう『冷えのぼせ』の状態で、この影響で顔が赤くなることもあります。
手足をビタミンE入りのクリームでマッサージをしたり、温かく保つのが効果的です。全身の血の巡りがよくなることで、のぼせにくくなります。また、顔にほてりを感じたからといって、いきなり氷や冷水で冷やすのは避けましょう。ぬるま湯程度で冷ましたり、手であおいだりするくらいにします」(野村先生)
「頬が赤くなる理由は様々ありますが、多いのは血行の調整不良により皮膚の下の毛細血管が拡がることによるものです。原因は、寒暖差による刺激です。
皮膚のすぐ下の血管は、寒いときには縮み、暖かいときには拡がります。冬は暖房をきかせるために寒暖差が大きくなり、こうした刺激が繰り返されるうちに、血管が拡がった状態になり、赤く見えるのです。しもやけが赤くなるメカニズムと似ています。
外出するときは、マフラーなどで寒さ対策をしましょう。マスクにもある程度の保温効果がありますが、冷気を感じるなら上にもう1枚重ねてもいいでしょう」(野村先生)
何気なくしている生活習慣が、刺激となっている可能性もあるようです。
「冷たい水で顔を洗ったり、逆に顔が冷えた状態でいきなり熱めのお湯を使うなどしていないでしょうか。ぬるま湯から少しずつ温度を上げたり、手が冷えていたら手も温めるなどしましょう。化粧水をつけるときも、手で少し温めてからがよいですね」(野村先生)
寒さで手足が冷えやすくなりますが、これも頬の赤みにつながる場合があるといいます。
「もう一つ多い原因には、身体の末端の冷えがあります。冷え性や手足に冷えを感じやすい人は、逆に顔がほてってあたたかい状態になることがあります。漢方でいう『冷えのぼせ』の状態で、この影響で顔が赤くなることもあります。
手足をビタミンE入りのクリームでマッサージをしたり、温かく保つのが効果的です。全身の血の巡りがよくなることで、のぼせにくくなります。また、顔にほてりを感じたからといって、いきなり氷や冷水で冷やすのは避けましょう。ぬるま湯程度で冷ましたり、手であおいだりするくらいにします」(野村先生)
赤みの原因はほかにも
「マスク荒れで赤くなることもあります。顔の皮膚がカサカサして赤くなっている場合は、乾燥によるものです。アカギレに似た状態ですが、これは保湿を心がければ、改善することが多いです。ほかに、血行をよくするタイプの化粧水が原因となるケースもあります。人によっては血管が拡がりやすくなり、頬が赤くなるのです」(野村先生)
“顔が赤くなる”原因はさまざまです。前述の理由に心当たりがなかったり、なかなか改善しない場合は、他の病気が隠れている可能性もあるといいます。
「例えば、毛細血管が拡がった状態が続く酒さ(赤ら顔)は、同じように頬が赤くなりますが1年中続きます。ほかに、アトピーや化粧品等のアレルギーによるカブレ、皮脂の分泌の調整不良による脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)、エリテマトーデスなどの膠原(こうげん)病でも、頬が赤くなることがあります。これらの鑑別は難しいので、気になることがあれば皮膚科を受診しましょう」(野村先生)
まだまだ冬の寒さは続きますが、お肌をケアしながら健やかに過ごしたいものです。
>>ウェザーニュース記事一覧
“顔が赤くなる”原因はさまざまです。前述の理由に心当たりがなかったり、なかなか改善しない場合は、他の病気が隠れている可能性もあるといいます。
「例えば、毛細血管が拡がった状態が続く酒さ(赤ら顔)は、同じように頬が赤くなりますが1年中続きます。ほかに、アトピーや化粧品等のアレルギーによるカブレ、皮脂の分泌の調整不良による脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)、エリテマトーデスなどの膠原(こうげん)病でも、頬が赤くなることがあります。これらの鑑別は難しいので、気になることがあれば皮膚科を受診しましょう」(野村先生)
まだまだ冬の寒さは続きますが、お肌をケアしながら健やかに過ごしたいものです。
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